SSブログ

初詣とお墓参り 行う順番は?

年が明けてからの初詣とお墓参りの順番はどちらが先か?

迷う人は結構多いのです。

お正月と言えば初詣ですが、里帰りしたときには実家のお墓参りも済ませたいと考えることもあると思います。

限られたお正月休みでは仕方ないことなのですが、出来れば三が日はお墓にはいかない方が良いのです。

最近は事情も変わって、そうも言っていられないというのが大半の人の本音でしょう。

その場合でも、守るべきことがあります。

今回は今の事情も踏まえて、初詣とお墓参りの順番とその理由についても紹介したいと思います。

なぜそうするのかを知っていれば、間違うこともないでしょうし、

自分の事情に合わせて日にちを決められますね。

初詣とお墓参りの基本的な考え方



まずは初詣とお墓参りの根本的な違いを確認してみましょう。

◆初詣

初詣は神道で、神社に行きます。

神社は地元の氏神様の祀られている神社と崇拝神社と言って、もっと広い地域を治める神社があります。

例えば神奈川県では各地域の氏神様の祀られている神社へお参りして、そのあと崇拝神社である寒川神社へお参りする、

という順序になります。

いくら有名な神社へ参拝したいと思っても、最初に普段守ってもらっている氏神様へご挨拶してから、有名神社や願いことに応じてご利益のある神社に参拝します。

これが神様への礼儀です。

◆お墓参り

お墓参りは説明するまでもなく、自分の家の菩提寺にあるお墓にお参りすることです。

お墓は多くの場合、お寺にあるので当然、仏教のものです。

お墓参りに行く日取りを気にする方もいらっしゃいますが、基本的には思いついたときや、

ふと思い立った時がご先祖様から呼ばれているときと解釈して、大安とか仏滅とかはあまり気にしません。


神社とお寺の違いは神道と仏教の違いで、日本はうまくこれを生活に取り込んで暮らしてきたわけですが、

じつは神社とお寺は相性があまり良くありません。

◆神様と穢れ

神社の神様は「穢れ」を嫌います。

「穢れ」は「気」が枯れる、という解釈をします。

例えば人が亡くなると、50日は忌中と言って、自宅の神棚を閉じるか、半紙などを貼って神棚封じを行います。

またこの期間は神社への参拝をしてはいけないとされています。

身内が亡くなって悲しみに暮れている状態で神様の前に立つのは失礼にあたる、ということでこのようなことをするのです。

ですから、お墓は亡くなった方のいるところですから、そこへ先に行ってから神社に参拝するのは良くないわけです。

この順番を間違えないことが基本です。

それと、お墓参りは年末の28日までに済ませて、その際にお掃除もして綺麗にしておくのが理想です。


では初詣とお墓参りを新年委するときの具体的な日程はどのようにするのが良いかを見てみます。

スポンサードリンク


初詣とお墓参りの理想的な日程



まず、年が明けてお正月を迎えます。

今ではあまり知られていないようですが、

お正月の三が日は年神様をもてなす期間とされています。

初日の出を家から拝んで、歳神様を迎えます。

そして歳神様がお帰りになるのが3日とされています。

ですから、この3日間は晴れ着を着て、神様をもてなします。

もともとはこの3日間が過ぎてから地元の氏神様に初詣を行っていました。

今の初詣は、大晦日に神社にお参りし、元旦にもお参りするという「二年参り」というものが

元日だけのものになり、それが初詣として定着したといわれています。

お正月に掃除をしたり、料理をしたりするのは良くない、と言われるのは家にいる神様をもてなす期間だからです。


時代とともに習慣は変化していますが、これらの事を考え合わせると、

お正月の3日間はお墓参りは避けた方が良いと思います。

先程お話した「穢れ」を持ち込まないようにします。

理想的な順序としては

年末28日までにお墓参りと掃除→お正月の三が日は自宅で歳神様をお迎え→初詣→お墓参り

ということになります。

地方によっては7日の松の内まで歳神様が長居すると考えるところもありますので、

7日までお墓参りを控えた方が良いとすることもあります。

ただ、現在のお正月休みの事情を考えると、これを行える人は少ないでしょう。

限られた時間の中でも守るべきところを守って予定を立てます。

現在の事情を考慮した順番は



今はお正月でもお店は開いているところが多くなり、休みのとり方も多様化しています。

その中でも二つのポイントを守って初詣とお墓参りを行うようにするのが神様に対する礼儀とされています。

・神社へ初詣をした後でお墓参りに行く

・お墓のお掃除は年末に済ませておく

これを守るようにします。

複数の神社へ初詣をする時にはすべての参拝を済ませてから、お墓参りをするようにします。

お墓参りの後に神社へ参拝することのないようにスケジュールを組むことが重要です。

一般には三が日を過ぎて15日までの間は順番が乱れても問題ないと言われますが、

神社→お墓参り

の順序はできるだけ乱さないようにした方が良いです。

そうすれば普段から守っていただいている神様に失礼にはならないでしょう。

合せて読みたい記事
初詣 関東にある本当のパワースポット ご利益を受けるための鉄則は
横浜の初詣で出店の多い神社はどこか
関東の初詣 カップルにお勧めの神社と恋愛成就の参拝方法
祖母や家族の喪中に神社に初詣に行ってもよいのか?
1月の時候の挨拶とお礼状の書き方

スポンサードリンク


nice!(3)  コメント(0)  [編集]
共通テーマ:地域

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
Copyright © メインデスクのよろずお役立ちれぽーと All Rights Reserved.
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます
クレジットカードを作成する際の本人確認

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。