運動会の親子競技は今や花形種目で
子供よりもお父さん、お母さんの方が張り切りがちですね。
今回は年長さんに向いたアイデア種目を紹介します。
年長さんは走るのも速くなっていますし、お父さんお母さんが置いて行かれることもあるくらいに運動能力が発達してきますから、
より競い合う要素の強いものほど盛り上がります。
今回は主に楽しむ中にも競う競技を集めました。
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借り物競争
封筒に入ったお題のアイテムを借りてくるお馴染みの競争です。
年長さんくらいになるとひらがなを読むこともできるようになってきますし、年齢がもう少し低くても絵を使うことでお題を伝えることができるでしょう。
親子競技で行うにはスタートもゴールも一緒にならないといけません。
◆用意するもの
・お題を書いた紙
・封筒(上の紙が入るもの)
◆準備
コースを設定します。
スタートラインとゴールを決めたら、その中間にお題を置いたテーブルを設置します。
お題は基本的にひらがなで書いた文字で良いでしょう。
子供だけの時にはひらがなを読めない子ために絵を使ってもよいですが、親子競技なのでその点はお父さん、お母さんの出番です。
また、お題のアイテムはあらかじめ保育園、幼稚園で用意しておきます。
メガネならあからさまにそれらしいものを観戦する人、先生方、保護者の方に渡して身に着けておいてもらいます。
本当に他人の所有物だと後でもめたりするので、園の側で準備しておきましょう。
アイテムは見てすぐにわかるものが良いでしょう。
◆やり方
親子でスタートラインに立ちます。
合図で同時にスタートしてテーブルに置いてある封筒を子どもが選びます。
封筒の中身を見て子供が観戦席に書かれているアイテムを探しに行きます。
その間、親はテーブルのところで待機、アイテムを持って戻ってきた子どもと一緒にゴールします。
個人戦、チーム対抗のリレー形式、どちらでも楽しめます。
借り人競争
物の代わりに人を借りてくる競技です。
これも準備することが多くあります。
いきなり観戦席のかたを連れていこうとしても、選ばれた方も困りますから、あらかじめ了承してもらってから競技に取り掛かります。
◆用意するもの
・お題を書いた紙と封筒
・お題に合わせた服装や衣装
また、事前に放送をかけたりして
「ただいまから、借り人競争を行います。選ばれた方は快く園児に連れていかれますようご協力お願いいたします。」
と断りを入れたり、あらかじめ衣装やかつらを渡したりして身に着けてもらいます。
お題としては人を傷つけるようなものは避けます。
例えば「太っている人」「小さい人」などコンプレックスを持っている可能性のあることはお題にしないようにします。
◆準備
借り物競争と同じです。
コースの設置、仕込みの人の準備などを行います。
◆やり方
親子で同時にスタート。
テーブルのお題を子どもが選んで中を見ます。
描いてあるお題に該当する人を観戦席の中から探して連れてきます。
「髪の毛が長い人」「帽子をかぶっている人」などを探し出します。
その人を連れてお父さんお母さんのところに戻って、皆でいっしょにゴールです。
親子対抗障害物競争
障害物競走を親子で行います。
園の運動場の広さにもよりますが、障害物は大体3つくらいが適当だと思います。
◆用意するもの
・平均台
・ネット、ブルーシート
・トンネル
◆準備
コースづくりを入念に行います。
スタートして最初の障害物のトンネルをつくります。
大人用と子供用のトンネルを並べて作っておきます。
ダンボールを利用して丸く作ります。
長さは人の身長くらいが適当です。
次は平均台です。
これもちょっとした衝撃でズレると危ないのでしっかりと地面に設置します。
足に重りになる土嚢などを乗せておくと安定感が増します。
最後はネットくぐりです。
泥や砂まみれにならないように、地面にブルーシートを敷いて、その上にネットを置きます。
シートはくぐるときに圧迫感や閉塞感もあるので、ネットをくぐるようにするのが良いでしょう。
これでコースが完成です。
◆やり方
親子同時にスタートします。
始めに大人用と子供用のトンネルをそれぞれくぐります。
次は平均台です。
大人が手を取って子供が平均台を渡ります。
このときには必ず子供の手を取ってサポートしながら行います。
平均台が終わったら、最後のネットくぐりです。
一緒にネットをくぐり終えたら揃ってゴールします。
どちらか一人でもだめで、一緒にゴールした時点で終了です。
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親子対抗リレー
チーム戦で行うと一番盛り上がる種目です。
用意するものはチーム分のバトン。
◆やり方
親子を数チームに分けてチーム対抗戦にします。
親→子ども→親→子ども、のように交互に走ります。
運動場が狭くて、コースのカーブが急な場合は大人と子供で差がつきにくいので
お父さんチームお母さんチーム対子どもチームにしても面白いかもしれません。
とくに5歳くらいの年齢だとお母さんよりも速く走る子は結構いますよ。
動物にご飯をあげよう競争
好きなたべものを選んで、動物にあげて戻ってくる競争です。
といっても、食べ物も動物も本物ではありません。
◆用意するもの
・バナナ、リンゴ、などの果物(クッションやボール、丸めた新聞紙を利用して作る)
・動物(大きなダンボールにサル、カバ、ライオンなどの絵を描いて口の部分をくりぬいたものを立てかける)
・動物の名前を書いたカードとそれを入れる封筒
◆準備
スタートラインとゴールを決めて、その中間にテーブルを置きます。
さらにその中間地点に食べ物を置きます。
ゴール地点に作った動物を置きます。
テーブルには動物の名前の書いてあるカードを入れた封筒を置きます。
◆やり方
親子でスタートして、最初のテーブルに置いてあるカードを選びます。
カードに書かれた動物の名前を見て、食べ物を選びます。
例えば、「サル」なら「バナナ」、「ライオン」なら「肉」を取ります。
食べ物をもってゴール地点の動物の口にいれてスタート地点に戻ってきます。
お父さん、お母さんは一緒にゴールしないと失格です。
回転ずしリレー
大きなお寿司の両端を親子でもって走ります。
◆準備するもの
大きなお寿司(枕の上にクッションや座布団を重ねたりして作る)
これを各チーム分作ります。
準備はリレーの時と同じです。
◆やり方
親子でお寿司の両端をもって落とさないように走ります。
走り終えたら次の親子に渡してリレーしていきます。
子供の身長と大人の身長の差、走るスピードが違うので結構難しいと思います。
カーブでどちらが内側になるかも速さを決めるポイントの一つですよ。
火事だ火を消そう
火の絵が描いてある的を倒すゲームです。
◆用意するもの
的(ドッヂボールくらいの大きさのものが当てやすい大きさ)
ボール
ヘルメット(消防士のかぶるもの真似てつくる。大人用と子供用)
◆準備
スタート地点を決めてそこからある程度の距離に火が描かれた的を置きます。
そこから少し離れた場所に線を引いてボールを投げる位置とします。
的はチーム分用意します。
的は後ろに倒れやすいように足の位置を工夫します。
ダンボールで作るなら、後ろ側に三角形に切ったものを中心線に沿った部分にだけ貼ると、
ボールが当たった時に重心がぐらつきやすく、倒しやすくなります。
スタート位置と的の中間にボールを置きます。
机を置いてその上に置いた方が良いでしょう。
◆やり方
チームごとに分かれてスタート。
親子でヘルメットをかぶってボールを取ります。
的の前に行ってボールで火の描かれた的を倒します。
倒したらスタート地点に戻って次の親子にヘルメットを渡してリレーします。
的は次の親子が来るまでに元に戻しておくので、係の方は大忙しです。
水鉄砲で火を倒す方法もありますけど、かなり強力なものが必要になりますし、数もそろえたり、水の補充などいろいろと手間もかかります。
ボールも水色のものを用意するなどすれば消火活動の雰囲気も出ますし、消防士気分で楽しめるでしょう。
運動会の親子競技ではリレーのほかにも騎馬戦が盛り上がります。
お父さん、お母さんの馬に頭に風船や帽子を付けた子どもが乗ってそれを奪い合うのですが、
最近は危険だ、ということで行われなくなってきています。
年長さんになって運動能力も発達してくるとアイデア次第でいろいろな種目が行えます。
幼稚園、保育園での種目を考えるときの参考にしてみてください。
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