七夕が近づくと笹の葉に飾る七夕飾りをみんなで作ります。
保育園でも恒例ですね。
今回は2歳児位までの子供に作れる七夕飾りを紹介します。
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以前にこのブログの記事
七夕飾り製作 2歳児が作れる4つの笹飾り
でも、いくつか紹介していますが、そこで紹介しきれなかったものをまとめてみました。
2歳位の子供の手先の発達で出来ることはそれほど多くありませんが、先生達のサポートで七夕を楽しんでもらいましょう。
お花紙で作る水族館
天の川を泳ぐお魚をイメージした飾りは良く作られますが、ここではお花紙を使ってもう少しおしゃれにしてみましょう。
◆材料
お花紙
折り紙
両面テープ
紐
◆作り方
・先生たちの準備
まず先生たちはお花紙を折って準備します。
この動画を参考にしてください。
開く作業は子供たちにやってもらうので、折って束ねるところまで完了させておきます。
そして、折り紙を半分に折って、魚のシルエットに切ります。
開くと上下対象の魚の形になるように切っておきます。
2歳児ははさみで切る作業も距離が短く、単純なラインの切り込みを入れてもらうのがよいでしょう。
・子供の作業
①魚を切る
半分に折った魚の形の折り紙に切れ目を入れます。
ハサミでえら、からだ、目のラインを切り込みます。
折り紙は中心線で折ってあるので、ほんの少し切り込みを入れるだけで模様が切り抜けます。
切り終えたら、開いて模様を確認します。
②お花紙を拡げる
先生達が作ってくれたお花紙を広げます。
丁度、金魚鉢やドームのような雰囲気になります。
拡げて形が変わるのを見るのはとても楽しいので、喜んでやってくれますよ。
力加減にはちょっとコツがいります。
③魚を貼る
拡げ終わったお花紙に魚を貼り付けます。
魚の裏側に両面テープを付けてお花紙をつぶさないように軽く置くように貼ります。
5匹から6匹くらい貼るとにぎやかです。
④紐を付ける
この作業は先生が行います。
花紙の結びめの部分に紐を結びます。
このままだと、笹に飾った時に重さで下を向いてしまうので、裏にもう一か所セロテープで縛ったひもを固定して、正面を向くようにします。
後は飾り付けて完成です。
花紙の色は園児の好きな色でよいですが、水をイメージする色だと涼しげな印象になります。
多少重くなりますから、ささの枝の根元の方につるすとよいでしょう。
クレヨンの織姫と彦星
今度はクレヨンで織姫様と彦星様の顔を描いてみましょう。
◆用意するもの
色画用紙各色
クレヨン
千代紙
◆作り方
・先生たちの作業
織姫様と彦星様の顔を肌色の色画用紙から切り出します。
耳の形を含めた顔のシルエットをにします。
髪の毛はあらかじめ黒の色画用紙で作って貼っておきます。
星型も黄色の色画用紙で作っておきます。
これは子どもたちに貼ってもらいましょう。
さらに千代紙を小さく切っておきます。
織姫、彦星の着物の部分に貼るものです。
・子供の作業
①クレヨンで織姫様、彦星様の顔を描きます。
2歳児くらいだと丸や線はある程度きちんと書けるようになっていると思います。
②着物を作る
着物の部分に細かく切った千代紙を貼って模様をつくります。
自由に貼ってもらいます。
③糊付けする
顔と着物を糊付けします。
出来あがったら先生に紐を付けてもらって完成です。
軽いので枝のどの部分にも付けられます。
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貼り絵の織姫様と彦星様
今度は貼り絵を楽しみながら織姫様と彦星様を作ってみます。
立体的な仕上がりにしてみます。
◆材料
色画用紙
折り紙
材料は基本的に先ほどと同じです。
◆作り方
・先生の作業
顔、髪の毛、目、口、星飾りを各色から切り抜いておきます。
色画用紙を長方形に切っておきます。
丸めた時に丁度胴体のように太さになるように大きさを決めます。
胴体の模様にする折り紙を細く切っておきます。
黄色の色画用紙から大きめの星型を切りぬいておく。
ここにあとで願い事を書きます。
・子供の作業
①顔を作る
織姫様と彦星様の顔に目、口、髪、星飾りを貼り付けます。
②体を作る
長方形の色画用紙を筒状にして糊付けします。
そこに細く切った折り紙を貼って模様をつくります。
先に模様を貼って、後から丸くしてもかまいません。
つぶしてしまいがちですから、先に模様を貼った方が良いかもしれません。
③顔と体を付ける
胴体の目の部分に顔を貼り付けます。
出来あがったら、先生が紐を付けてあげます。
紐はテープで貼り付けます。
最後に子供の願いを大きめの星形の中に書いてあげましょう。
紐の上のところに貼り付けて出来上がりです。
スイカを折り紙で作ってみる
先程の願い事を書く部分をスイカにしてみます。
スイカは夏の食べ物ですが、七夕飾りによく使われます。
すこしスイカと七夕飾りについて紹介します。
◆スイカの飾りつけの意味
七夕の飾りにはスイカのほかにもきゅうり、ナス、など果物や野菜の飾りつけがあります。
諸説あるのですが、一番わかりやすいものは
昔、宮中の人たちが七夕飾りを飾るときに果物や野菜を神様へのお供えにしていたことが庶民にも伝わった。
この際にはお供えではなく、飾りつけとして伝わった。
というものです。
また、天の川は彦星様が瓜を切った時にあふれ出た水でできたものとされる伝説があります。
このことから瓜は厄除けと願いをかなえてくれるものと意味が変化し、その仲間である野菜が供えられるようになったとも言われています。
子どもたちにはわかりやすい言い伝えを話してあげましょう。
◆材料
色画用紙(緑、赤)
◆作り方
このスイカは先程作った七夕飾りの願い事を書く部分にします。
・先生の作業
色が用紙を丸く切っておきます。
緑を大きく、赤を一回り小さく切ります。
・子どもの作業
①半分に折る
色画用紙を半分に折って糊付けします。
赤が上側です。
②種を描く
種を描いたり、
自分の願いを絵にして描いてもらったりします。
言葉にするなら、先生が願いごとを聞いて書いてあげます。
出来あがったら、真ん中に穴をあけて紐を通します。
織姫様や彦星様の飾りにつけるなら画像のように下側の方が良いでしょう。
単独でも雰囲気の変わった短冊としても使えます。
七夕飾りはその由来も話してあげながら作るとより楽しい時間になります。
クレヨンで描く、紙を貼る、広げる、ハサミで少し紙を切る、などの作業は2歳児でもできる作業です。
保育園でも積極的に手を動かしてもらって七夕飾りを作りましょう。
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