七夕飾りの製作は保育園の恒例行事の一つです。
3歳児くらいになると手先もだいぶ器用になってきて作れるものの幅も広がります。
今回はハサミをつかいはじめた子どもがつくれる七夕製作を紹介しますが、
先生方や保護者の方はハサミがきちんと使えているかを絶えず気遣う必要なあります。
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3歳児は
・
人間や動物の絵がうまく描けるようになる
・
洋服のボタンも一人でかけ外しができる
など指先が発達しますから、ハサミの使い方も教えれば使いこなせるようになります。
今回取り上げる七夕飾りでは基本的なハサミの使い方が出来れば作れるものを紹介しています。
園児にハサミを渡すときには次のことに注意してください。
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紙以外のものを切らない
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刃を人に向けない
・
人に渡すときには刃を閉じて持ち手を向けて渡す
実際に作業しているときには
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一人一人の持ち方を見て回り
・
正しく使えているか
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出来ていない子には手を添えて正しい動きを教える
ようにしてください。
最初は直線を切ることから始めますが、製作に入る前に手近な紙で練習しておいた方が良いでしょう。
では七夕飾りの製作に移ります。
ハサミの基本を覚える あみかざりとちょうちん
最初の七夕飾りはあみかざりとちょうちんです。
ハサミで切り込みを入れて、後は広げて形の変化を楽しみます。
広げて形が変わると結構楽しいものですよ。
◆あみかざり
天の川や漁師の投網を思わせる七夕飾りの代表です。
つくり方はこの動画を参考にしてください。
色とりどりに飾ると面白いです。
切る長さもそれほど長くないので最初の製作に向いています。
◆ちょうちん
次はちょうちんです。
ちょうちんも折り紙を用意すれば簡単につくることができます。
つくり方はこの動画を参考に。
最後に糊付けが必要です。
ちょうちんもそのまま飾っても十分にきれいですが、今回はもう少し凝った飾りにしてみましょう。
金魚が透けて見える燈篭風ちょうちん飾り
先ほど作ったちょうちんと基本的に同じですが、笹飾りについているといっそう目を引きます。
◆材料
折り紙
トイレットペーパーの芯
クレヨンなど
◆作り方
①芯の部分を作る
トイレットペーパーの芯の上下を少し詰めて短めにします。
折り紙をあてがって十分な大きさがあるかを確認します。
折り紙に絵を描きます。
ここでは黄色の折り紙に赤の金魚にしました。
折り紙を裏返してテーブルの上に置きます。
トイレットペーパーの芯にノリを付けて裏返した折り紙の上に置いて転がすように貼り付けていきます。
こうするとクレヨンで描いた絵が擦れたりしません。
ノリはスティックタイプのものが乾きも早く、きれいに貼れます。
最後は折り紙が重なる部分を糊付けして出来上がりです。
②ちょうちんを作る
ちょうちんは先程と同じように作ります。
切り込みの幅をやや細めにするときれいに仕上がります。
最後は芯の回りにぐるっと貼り付けて出来上がりです。
芯の上下を切ってちょうちんの高さを低くすると、隙間の開き方が大きくなって中がよく見えます。
このちょうちんが飾ってあると「おっ」と注目されますよ。
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紙皿で作る星の飾り
今度は切る長さもちょっと長くなります。
紙皿と色画用紙をつかって星飾りをつくります。
◆材料
色画用(黄色)
紙皿(同じ大きさのもの2枚)
デコシール(好みで)
のり
折り紙数色
クレヨン
紐
◆作り方
大人の方の準備があります。
ハサミをつかった工作ですが、紙皿をくりぬく作業はカッターナイフを使用しますから、この作業は終わらせておいてください。
2枚同じ様に中心の部分をくりぬいておきます。
①星を作る
色画用紙を同じ3角形に切り抜きます。
あらかじめ切る線を書いておいてあげるとよいでしょう。
切ったら、一つの3角形を逆さにして真ん中を通るように紐を置きます。
出来れば結びコブを一つ作っておいてそこを三角形の中に置きます。
もう一つの三角形を上からノリで貼って頂点が6つの星型をつくります。
ノリが乾いたら顔をクレヨンで描きます。
紐は紙皿を通って、笹に結ぶだけの十分な長さにします。
これで星は完成です。
②紙皿で星を囲む
2枚ある紙皿の1枚に色を塗ります。
裏側の方が絵の具がよく乗るはずです。
もう一枚の紙皿をテーブルに置いてその中心に先ほど作った星が来るように置きます。
ひもは紙皿の上の部分を通るように置きます。
③あしを付ける
紙皿の下側の部分に折り紙を細く切って4本くらい糊付けします。
④紙皿を重ねる
絵の具が乾いた紙皿を重ね合わせて糊付けします。
貼り付けにはノリの他に木工用ボンドなども使用できます。
下側の紙皿に満遍なくノリを塗って上から色のついた紙皿を重ねます。
乾いて、きちんと接着されたのを確認したら出来上がりです。
お好みで紙皿の枠に星型や丸のデコシールを貼ってもよいでしょう。
水風船の織姫と彦星
織姫様と彦星様を作ってみます。
もし、顔の曲線を切るまで子供が慣れていないときには輪郭は切っておいてあげましょう。
同じ形を2枚用意して、肌色が顔、黒が後ろ側に貼る髪の毛とします。
◆材料
色画用紙各色
水風船
ひも
◆作り方
①風船を膨らませる
水風船を空気を入れて膨らませます。
風船の口を縛ったら、そこに紐を縛って付けておきます。
②色画用紙を切る
織姫様用に赤系統の色画用紙を細く切ります。
風船の回りを余裕をもって囲む長さに切ります。
これを2枚用意します。
彦星さま用には青系の色画用紙で行います。
③風船を囲む
色画用紙の端と端を接着して輪にします。
接着して2重になっているところに紐を通す穴をあけておきます。
風船を中に入れて紐を通してから、十字に輪を広げて上下を糊付けします。
④顔を作る
肌色の色画用紙に織姫、彦星の顔を描きます。
顔が出来あがったら、出ている紐を挟んで糊付けして完成です。
このときにノリは黒の色画用紙に塗るようにすると、せっかく描いた顔が汚れません。
水風船の色や模様が、ひときわきれいな七夕飾りになるでしょう。
彦星や織姫の髪飾りには金や銀のモールをつかってもよいと思います。
顔と髪の毛の色画用紙で前後から挟むように固定すればしっかりと付けられます。
3歳児はハサミをつかいはじめるにはちょうど良い年齢です。
七夕飾り製作を通して楽しく練習してください。
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