端午の節句に合わせて柏餅の作り方を紹介します。
和菓子店では時期によって売られ始めますが、自宅でも手軽に作れる和菓子の一つです。
使う材料のポイントは上新粉。
スーパーなどで手に入りますからぜひ使ってみてください。
スポンサードリンク
和菓子には主に
上新粉、白玉粉、もち粉
があって、それぞれに適した使い方をしますが、
上新粉は最もポピュラーで
柏餅、草餅、ういろう
など、多少歯ごたえのある食感のものによく使用されます。
白玉粉は大福餅や白玉団子など、滑らかな食感のものに適しています。
それでは柏餅の作り方です。
柏餅の作り方
蒸し器を使った方法を最初に紹介します。
◆材料
上新粉:200グラム
砂糖:大さじ2杯
ぬるま湯:160ml
こしあん:240グラムくらい
柏の葉:12枚
これで約12個分の材料です。
味噌餡の時には白あんに西京味噌を混ぜてつくります。
分量は白あん180gくらいに西京味噌を60gくらい混ぜてつくります。
◆作り方
①上新粉を混ぜる
ボウルを用意して上新粉、砂糖を入れて混ぜたら、ぬるま湯を少しずつ入れながら混ぜます。
②こねる
耳たぶくらいの柔らかさを目安に捏ねます。
③蒸す
捏ねて生地が出来あがったら、蒸します。
まず、生地を適当な大きさに分けます。
さらしを水に浸けて絞って、蒸し器に敷いたらその上に並べます。
蓋をしておよそ20分から30分位蒸します。
④さらに捏ねる
蒸し上がった生地をボウルに移して最初はすりこ木などの棒を使ってこねます。
熱が取れてきたら手に水を付けてこねます。
⑤生地を分ける
捏ね上がった生地を12等分して楕円に形作ります。
⑥餡を分ける
餡も12等分します。
⑦包む
生地で餡を包み、柏の葉を巻きます。
柏の葉はスーパーなどで買えますが、乾燥したもの買ってきたら茹でて水にさらしてから、巻く直前に水気を取り除きます。
スポンサードリンク
電子レンジで作る
柏餅は蒸し器をつかわず、電子レンジで作ることもできます。
その場合は先ほどの②で耳たぶくらいの柔らかさになった時点で、
電子レンジで約3分くらい加熱します。
蒸し器がないご家庭ではこちらの方が手軽で便利ですね。
柏の葉の意味
桜餅には桜の塩漬けの葉っぱがまかれていますが、柏餅にも葉っぱがまかれています。
桜餅の場合は葉っぱも一緒に食べますが、柏餅の場合は柏の葉は食べません。
食べない柏の葉にはじつは深い意味があります。
◆柏餅に柏の葉が巻かれるわけ
柏の木は落葉樹。
普通の落葉樹は秋に色付いて、葉が落ち、春に新芽が出る冬の間は木は葉のない状態で過ごします。
ところが、
柏の木は春まで落葉せずに、冬の寒さから木を守り、新芽が出てから葉が落ちます。
このことから、家系が途絶えることなく栄えるという意味が込められて、柏の葉を巻いた餅を食べることで子孫の繁栄を願いました。
端午の節句に食べる柏餅にもこのような意味がありました。
なお、柏の葉の巻き方で、表と裏がありますが、これは中身の餡を区別するためです。
中の餡は主に小豆餡と味噌餡ですから、間違えないようにするためです。
いつもは買ってくる柏餅でも、上新粉が手に入れば簡単につくれます。
今年はトライしてみてください。
スポンサードリンク
合せて読みたい記事
柏餅の作り方 よもぎを使った3つの方法
わらび餅粉と片栗粉の違いとダイエット用簡単わらび餅レシピ
保育園の子供の日のメニュー こいのぼりのちらし寿司
ホンビノス貝の旬と調理法 今、注目の貝
コメント 0