2月の伝統的な行事は節分、壁面飾りも豆まきや鬼や福の神をモチーフに作ることも多いですが、
今回は切り紙やフェルトで作る桃太郎を紹介します。
高齢者施設でも利用者の方が個人個人で作るものと
みんなでまとまって一つものを作る方法がありますが、
これは大作なので皆でまとまって作ります。
桃太郎のお話は鬼退治のお話ですけど、鬼も桃太郎も戦うのではなく仲良くしているように作ってみます。
作り方は色画用紙を使った方法をメインに紹介しますが、フェルトで質感をかえてつくるときも基本は同じやり方です。
ではさっそく始めましょう。
壁面飾りの基本的な作り方
壁面飾りの一番簡単な作り方は
イラストを用意して、それを型紙にして色画用紙を切り抜いて作る方法です。
少し説明しましょう。
◆基本的な作り方
①イラストを用意する。
高齢者施設やデイサービスにも絵の得意な職員の方や利用者の方がいると思います。
その方に描いてもらうか、イラストの無料サイトからダウンロードして利用します。
②イラストをコピーする
用意したイラストをパーツの数だけコピーします。
例えば桃太郎なら
顔、髪の毛、両腕、両足、着物上下、旗、刀、
に分けて8枚以上コピーします。
③イラストに合わせて切る
色画用紙を用意して、大まかに切ったイラストをホチキスで留めます。
顔のパーツなら顔の輪郭に沿ってハサミを入れて顔を切り出します。
この際には必ずよく切れるハサミを使用してください。
色画用紙なら特に問題ありませんが、フェルトを使用して作る時には切れ味1つで仕上がりに差が出てくるのでしっかり準備してください。
こうして各パーツを色画用紙で作ります。
脚のパーツや腕のパーツを付け根の部分をこの画像のようにのりしろを作りながら切り抜いていきます。
④細部を作る
目や鼻などは色画用紙を切り抜いて作ります。
鉢巻、帯なども同じように作ります。
細かいところは型紙をつかわずに切り抜いて作ります。
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⑤貼り合わせて完成させる
すべてを貼り合わせて完成させます。
お供の犬、サル、雉も同じように作ります。
桃太郎が一番複雑で難しいのでそれにくらべれば簡単です。
イメージはこんな感じです。
鬼もこんな風に作ります。
鬼は作業が単純になりますので3人くらい作ってみます。
桃太郎と鬼のイラストはほかにもたくさんありますから好みのものを選んでください。
作業と完成イメージ
◆はじめに素材を決める。
紹介した方法で同じように作れる素材は
色画用紙と
フェルトです。
100均など安く簡単に手に入りますからたくさんの方がつくるときにも用意するのも楽です。
色画用紙の場合は接着にスティックタイプの速乾性のノリを
フェルトの場合は木工用ボンドか手芸用のボンドを
を使います。
また、背景も違ってきます。
色画用紙のときには大きな模造紙、見た目にも温かみと明るいイメージの若草色がお勧めです。
フェルトのときには薄緑の大きなものを背景に使用します。
◆作るときの分担
作る時には
・
桃太郎も鬼もすべて利用者の方がつくる
・
利用者の皆さんに同じ鬼を作ってもらう
のかを決めましょう。
難しいのは人間で着物を着ている桃太郎、1匹ずつのお供の動物たちです。
作業が多い分、時間もかかります。
鬼はパンツをはいているだけで単色ですから、それほど時間もかかりません。
でも、顔や角などいろいろ作るのでそれなりの作業になります。
高齢者施設やデイサービスでは時間的な問題もあるので、皆さんに同じ作業をしてもらう方がお勧めです。
職員の方たちで背景と桃太郎とお供を作っておいて、利用者の方に宴会して楽しんでいる鬼を作って貼ってもらうとよいでしょう。
皆さんですべて作る時には、
鬼を先に作っておいて、終わったら共同で桃太郎とお供の型紙を切り抜いて最後に集めて貼り合わせるようにします。
2月の節分にちなんだ壁面飾りなので鬼がたくさんいる壁面飾りにします。
高齢者施設でも工夫すれば大掛かりな壁面飾りも楽しく作れます。
今年は悪者の鬼を主役にして作ってみてはいかがでしょうか。
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