新年の初詣はご利益のあるパワースポットとして有名な神社を訪れたくなるものですね。
関東地方にも有名なところが数多くありますが、そこにいきなり行くのはあまり良いこととは思えません。
実は有名どころではなくても自分にとっての最高のパワースポットが身近にあります。
それは地元の氏神様。
まず、そこを参拝してから有名な神社などを訪れるのが本来の礼儀です。
なぜ地元の氏神様が自分にとってのパワースポットになるのか、それには日本古来の神様に対する考え方が関係します。
今回は自分にとっての氏神様と神社の参拝の礼儀、関東で知られたパワースポットを紹介します。
神社とはどんなところか
日本には大きなところ小さいところ合わせて多くの神社があります。
神社はの日本人の信仰と深く関係しています。
◆自然と人間とのかかわりと神社の関係
日本人の信仰の大本は自然に対する信仰心です。
神社の起源は大木や巨大な岩、山など特別な自然物に神が宿ると考えました。
これは精霊信仰と言って日本では八百万の神と言われますが、
古代の人々はこれらの自然物のあるところを神聖な場所と考えて祈祷や祭事を行っていました。
そうするうちに、その場所を神の住む場所として社殿が建てられるようになったのが今の神社の原型とされています。
また、日本人は自然から生まれた神、その分け御霊として自分の祖先があり、
祖先から自分にその御霊が伝えられているという自然と一体となった信仰が受け継がれています。
現在、神社に祭られている氏神様は同じ地域に住んでいる人々が祀る神道の神様で、その神社の周辺に住むことを氏子と呼んでいます。
つまり、自分たちが信仰し、自分たちを普段から守ってくれている神様が氏神様と言う訳です。
家に神棚があれば真ん中に伊勢神宮のお札、左に崇拝神社のお札、右側に氏神様のお札があるので、自分の氏神様が分らないときには神棚をみると分かります。
関東での一例を挙げると神奈川県に住んでいる人だと
真ん中に天照大神のお札、左に寒川神社、右に地元の氏神様
というふうになるところが多いのではないでしょうか。
また、各都道府県には神社本庁というものがあって、問い合わせると自分の住んでいる地域の氏神様の神社を教えてくれます。
こちらのホームページで検索できるほかに、電話での問い合わせでも大丈夫です。
http://www.jinjahoncho.or.jp/introduction/jinjacho/
どんな願いことをするにしろ、一番先に自分の守り神でもある氏神様に感謝し参拝することが大切です。
初詣でもまず、自分にとってのパワースポット、地元の神社に行きましょう。
スポンサードリンク
神社参拝の作法
神社は神様のいる場所ですから、そこに参拝するには作法を知らないと失礼にあたります。
それほど難しくないですから、初詣のときには確認してから行きましょう。
◆神社参拝の仕方
①鳥居をくぐる
神社の入り口の鳥居は必ず一礼してからくぐります。
神様の敷地内に入るので挨拶をしてから入ります。
このとき、立ち位置は参道の真ん中(鳥居の真ん中)を避けて端に立ってください。
参道の真ん中は正中と言って神様が通られる場所なので人間は邪魔にならないようにするわけです。
お辞儀をしたら、正中から遠い方のあしを踏み出して鳥居をくぐります。
②参道を歩く
真ん中は神様の通り道なので避けます。
また、正中は横切らないように注意してください。
どうしても反対側に行かなければならないときには真ん中を横切るときに軽くお辞儀をしてください。
歩く時には早足にならないようにゆっくりとしたペースで歩きます。
③手水舎で清める
参道の途中には大抵手水舎があります。
そこでは神聖な水で心身を清めます。
1、柄杓を右手に持って左手に水をかけて清めます。
2、柄杓を左手に持ち替えて、右手を清めます。
3、右手に柄杓を持ち替えて、左手に水をためてその水で口をすすぎます。
4、柄杓を立てて残っている水を柄杓の柄に伝わらせて持ち手を清めます。
手水舎のない小さな神社もありますが、大抵の神社にはあります。
これが終わったら拝殿に向かいます。
④拝殿で
はじめに帽子、サングラスなどは取ります。
マスクも外します。
1、お賽銭をいれます
2、鈴をならす(左右に振って2回鳴らす)無い場合は省略
3、頭を深く2回下げます(二拝)
4、両手を胸くらいの高さで2回、柏手を打ちます(二拍手)
5、合掌してお祈り
6、深く頭を下げて右回りで帰ります。(一拝)
お祈りは自分の住所、名前を告げましょう。
はじめに日頃無事に暮らせている感謝を必ず告げましょう。
この作法を守って参拝してください。
では良く話題になる有名なパワースポットを紹介します。
関東でパワースポットと言われる神社
このブログでも以前紹介している関東の神社があります。
◆恋愛成就関係
関東の初詣デートは神奈川で
関東の初詣 カップルにお勧めの神社と恋愛成就の参拝方法
◆学問関係
関東の初詣 学問に効く神社19選
◆比較的ゆっくりできる神社
関東の初詣 穴場でゆっくりできる神社
◆横浜周辺
横浜で初詣の穴場神社を紹介
横浜の初詣で出店の多い神社はどこか
お三の宮日枝神社 横浜の初詣スポット①
パワースポットに行くときのマナー
有名な神社はパワースポットは初詣のときなどは大変多くの人が訪れます。
それにつれて、参拝のマナーも問題になってきています。
常識的なもの以外にもネットでご利益があると広まった御神木などにむやみ触る行為が問題になっています。
まず、ご神木や大きな岩にパワーがあるといわれていても
・
触ってよいものか
・
近づいてよいものか
をきちんと確認してください。
ご神木に近寄ることで次の様な事が懸念されています。
・多くの人が木に近づくことにより、根元の土が踏み固められて十分に水分、栄養分が吸収されなくなってくる。
・ハイヒールで根を踏むことで木を痛める。
・幹に触る人があまりにも多くて樹皮が薄くなる
参拝者の多い神社ではご利益があるご神木には大抵、柵や立札があって注意を喚起しているのでそれを守るようにしましょう。
もし、無視する人が多いと倒木の危険すらあると言われますので、初詣のときにもマナーを守りましょう。
この他にも最近の例では
伊勢神宮の五十鈴川への賽銭の投げ込みが問題になりました。
川にお賽銭を投げないように立札が建てられていたはずですが、守らない方が今だ多くいるようです。
今回のお話をまとめると
・初詣に行くときには自分の氏神様の神社を最初に参拝してからパワースポットに行く
・神社の参拝は礼儀を知って神様に失礼のないように参拝する
・神社に行ったらマナーをきちんと守って参拝する。
願い事があるとついついご利益のあるパワースポットに気持ちが行きがちですが、まず普段から守ってくれている氏神様に感謝を伝えてからにしましょう。
そうすれば初詣でのお願い事もかないやすくなると思います。
合わせて読みたい記事
初詣に着物で行く時の防寒対策 首筋から足元まで
祖母や家族の喪中に神社に初詣に行ってもよいのか?
大阪の初詣 縁結びにご利益が大きい神社特集
初詣に行く関西の神社 穴場の縁結びスポット
スポンサードリンク
コメント 0