前回、前々回と甘酒の作り方を紹介しましたが、今回は水筒を使った方法です。
水筒といっても保温力の強り魔法瓶を使用します。
今までの米麹を使った方法では炊飯器を使いましたが、3食ご飯を食べる家庭では炊飯器はいつも使用中です。
甘酒に炊飯器を作るときは約8時間保温状態にしっぱなしですから、
時間は夜しか取れない場合も多いですし、一日中使っているので電気代も気になるところです。
今回の方法なら保温を魔法瓶で行うので、食事の準備の時間がかぶっても大丈夫。
作り方は2通り紹介します。
共通して用意するものは
・温度計
・魔法瓶
です。
魔法瓶は大きいものを用意して材料が全部入る事を確認します。
では始めましょう。
米麹だけで作る甘酒
まず初めに米麹だけを使った方法です。
米麹だけで甘酒を作ることを「はや作り」と言います。
◆用意するもの
・米麹:150グラム
・水:150㏄
魔法瓶はなるべく口の大きいものがよいでしょう。
◆作り方
①鍋に水を入れて熱します。
温度計で60度になるまで熱してください。
②米麹を入れる
60度に達したら、米麹をいれます。
およそお湯の温度は55度から60度くらいまでをキープできるように調整します。
あまり温度が低いと米粒が固くなりやすく、反対に温度が高いと酸味が出てしまいます。
このときに多少かき混ぜてください。
③魔法瓶に移す
鍋で米麹を温めている間に魔法瓶も温めます。
熱湯を入れて中も暖かくしておきます。
いきなり冷たい魔法瓶に入れた時に温度が下がることを防げます。
このときに一応、温度チェックをしてみてください。
中に入れた状態で60度くらいになっていれば大丈夫です。
④待つ
蓋をして4時間待ちます。
4時間経ったら、もう一度60度前後に加熱します。
さらに魔法瓶で8時間待ちます。
もし、米粒が固いと感じたらもう一度過熱してみてください。
何度か60度という温度が出てきますが、麹菌が作り出した酵素が発酵を促進しやすい温度だそうです。
米麹で甘酒を作るときの一つのポイントです。
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お粥と米麹で作る甘酒
今度はお粥を作ってそれに米麹を入れてつくる方法です。
量が多くなるので用意する魔法瓶も大きめのものを用意します。
◆材料
・もち米または普通のお米:1/2合
・米麹:100グラム
・水500㏄
◆作り方
①お粥を作ります
米を研いで炊飯器のお粥モードで炊きます。
またはお鍋に米と水を入れて柔らかくなるまで炊きます。
このときには1時間ほど炊けば十分です。
②お粥を冷ます
炊き上がったお粥を60度くらいまで冷まします。
その間に魔法瓶に熱湯を入れて温度を上げておきます。
③米麹を入れます
お粥が冷めたら米麹をほぐしながらよく混ぜます。
お粥がサラサラになるまで混ぜ続けます。
このときに冷めすぎて温度が50度以下になるようなら湯煎しながら混ぜます。
冬などは冷めやすいので湯煎しながら米麹を混ぜた方がよいでしょう。
④魔法瓶に入れる
温めた魔法瓶に米麹を混ぜたお粥を入れます。
⑤待つ
魔法瓶をそのままにして8時間ほど待ちます。
発酵をうまく促進するために2時間ごとに魔法瓶の上下を入れ替えたり、軽く振るとよいでしょう。
この方法でも温度に注意してください。
お米はもち米でも普通のお米でも出来上がりますが、より甘みを求めるのならもち米を使う方がお勧めです。
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