クリスマスには高齢者施設でも特別なお昼やおやつを出しますが、
最近はおやつを自分たちで作って食べる施設もあります。
利用者の方がレクの一環として行うのですが、ケーキをデコレーションしたりするのは男性女性問わず楽しいものです。
今回は実際に高齢者施設で行われた方法を3つ紹介します。
高齢者にとってのおやつについても少し触れてみたいと思います。
では始めてみたいと思います。
おやつが高齢者にとって良いこととは
おやつの時間は子供のころから楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
仕事をしていると食べるわけにもいきませんから、忘れてしまっている長らく食べていない人も多いと思いますが、おやつには日常生活でいろいろ効果的なことがあります。
◆おやつの効果
・楽しみ
くらしのアクセントの意味でも、甘さや楽しい見た目のお菓子を食べることはちょっとした楽しみになります。
一人ではなく、回りに同じくらいの年齢の方がいればコミュニケーションの道具になるでしょう。
おやつがあると何となくそこに集まるきっかけになりますからね。
このときにリラックスできる音楽があるとより効果的です。
・水分補給
意外に思われる方も居るでしょうけど、高齢になるとのどの渇きに気付きにくくなることもあります。
おやつを食べていると、お茶、ジュースを飲みたくなりますから、自然に水分補給ができます。
水分が足りないと脱水症状になったりしますから、その予防にもなります。
・栄養を補う
一度にたくさん食べることが困難な方、例えば咀嚼力が落ちていていたり、飲み込む力が衰えている方は食事の量が減りがちになります。
おやつに出すものを工夫すると食事のときに不足した栄養素を補うこともできます。
おはぎ、焼き芋などはご飯をあまり食べられない人に、
卵や牛乳を使ったものはたんぱく質を補ってくれます。
◆おやつを食べるときの注意点
・時間帯を考える
あまり食事に近い時間帯をえらばないようにします。
本来の食事のときに満腹感の残らない時間を設定するようにしましょう。
・カロリーに気をつける
利用者や入居者の中には糖尿病の方も居るかもしれません。
健康な方でも1回につき200カロリー以内に抑えます。
・利用者の状態に合わせる
おやつはできる限り利用者全員に楽しんでもらいたいものです。
噛むことが大変な人には小さく切って出したり、個人個人が食べやすい状態を考慮します。
今回紹介するケーキは、特に固いものでもないので、すべての利用者の方に楽しんでもらえると思います。
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お手軽、すぐに出来るショートケーキ
食パンを利用したケーキ作りです。
スポンジケーキの味とは違うので、フルーツサンドの感覚で楽しみます。
◆材料
・食パン(新しく柔らかいもの)
・イチゴ
・フルーツの缶詰各種
・はちみつ
・ジャム(イチゴ、マーマレードなど)
・生クリームホイップ
◆作り方
①まず、食パンの耳の部分を切り落とします。
②対角線に切って三角にします。
③両方のパンにはちみつかジャムを塗ります。
④次に生クリームを適量塗ります。
⑤フルーツをクリームの上にのせます。
乗せる前に適当な大きさに切って用意しておきましょう。
桃の缶詰などはそのままでは大きすぎるので予め小さくしておきます。
⑥もう片方のパンを乗せます。
クリームとクリームでフルーツをサンドイッチする感じです。
⑦パンの上側に生クリームを塗ります。
ところどころショートケーキのように盛り付けます。
⑧最後にイチゴとフルーツを乗せて完成です。
ケーキを作るときに一番大変なスポンジケーキを食パンで代用するので手早くできて簡単です。
もし、食パン半分でも大きい時には4分の1にして作ってみてください。
作業するときには衛生面を考えて、全員が薄いビニールの手袋をするようにします。
ホットプレートで作るカップケーキ
スポンジケーキの部分をホットプレートで焼いて作る方法です。
大きさもおやつに丁度良いサイズに作りやすく、デコレーションも楽しめます。
◆材料
・ホットケーキミックス
・水
・チーズ(好みで)
・ホイップクリーム
・フルーツ各種
・紙コップ
・ホットプレート
・ホットプレート用のふた
◆作り方
①まず、ホットケーキミックスを準備します。
ボウルにミックスを入れて水を加えて混ぜます。
泡立て器などを使用して滑らかになるまで混ぜます。
ミックスの中央を窪ませて水を加えるとよいでしょう。
②紙コップに入れる
出来上がったホットケーキミックスを紙コップに入れます。
スプーン等を使用して入れます。
このときにお好みでチーズなどを入れてもよいでしょう。
③蒸します。
ホットプレートを使用して蒸します。
ホットプレートに2つか3つくらい②で作ったものを並べます。
温度は中にして、1センチほど熱湯を注いでふたをします。
④デコレーションをします。
蒸し上がったら、粗熱が取れるまで待ちます。
冷めたら、生クリームを上に塗り、デコレーションをします。
最後に好みのフルーツを乗せて出来上がりです。
サイズが小さいのでいろいろなトッピングのものを作り比べて楽しめます。
火傷には十分注意してください。
スポンジケーキから作る本格的なもの
オーブンがあって2日くらいにわたってケーキを作る予定のある施設ではスポンジケーキからチャレンジすることもあります。
オーブンが無くても炊飯器で作る方法も知られていますので、時間があるときはやってみてもよいでしょう。
ただし、失敗もありますからその点は考慮しておいてくださいね。
多くの場合はスポンジケーキだけ購入して本格的なクリスマスケーキのデコレーションだけ楽しむことが多いようです。
◆スポンジケーキの作り方動画を2つ
オーブンを使ったやり方はこちらの動画が参考になります。
炊飯器の実演はこちらの動画で
作り方は
ホットケーキミックスと卵、牛乳、バターを混ぜて行うのですが、
その混ぜ方が難しいのです。
混ぜ方がうまくいかないと固くなったりして、うまく出来上がりません。
動画の中のコツをつかんでやってみてください。
作業が一日分増えるので時間のない時には出来上がっているものを用意するか、ホットケーキ等で代用をするのがおすすめです。
生クリームやフルーツのデコレーションは上で紹介したものと同じです。
好みのフルーツの缶詰とイチゴなどを用意して飾り付けましょう。
高齢者施設でのクリスマスを企画するときにはおやつにするケーキ作りを盛り込んでみてください。
利用者の方が疲れないくらいの作業を考えて、見守りながら一緒に作ってください。
クリスマスのおやつは
クリスマス 高齢者に出すおやつ
でもココアプリンのアレンジなどを紹介していますので、そちらも覗いてみてください。
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