SSブログ

ハロウィンで保育士がやる出し物  2つの劇

幼稚園や保育園でハロウィンには仮装をしたり、ゲームをしたり園児も保育士の先生も楽しみますね。

中でも保育士の先生のやる出し物は何にしようか迷う園も多いでしょう。

一番多く行われているのは

パネルシアター

と呼ばれる方法でハロウィンの由来を説明したり、何でお化の格好をする園児に伝える方法です。

この方法だと、自然とハロウィンの意味や仮装する理由が楽しみながらわかってもらえます。

スポンサードリンク


今回紹介するものも、保育士の先生の出し物としての一例です。

ホワイトボードに必要なものを用意して紙芝居形式で行ったり、

園児たちの前で劇を行ったりする方法です。

劇の場合は人数や役割りなども決めなければいけませんが、パネルシアターの場合は少ない人数でもできます。

では、実際の例を見てみましょう。

パネルシアター 2つの例




◆『いたずらおばけがやってきた』

youtubeの@PriPri10月号より『いたずらおばけがやってきた』です。

動画はこちらです。



これはホワイトボードでマグネットのついたアイテムを用意して行ってもよいでしょう。

特に園児の人数が少なくて、比較的近い距離で見せてあげられる環境ならお勧めです。

紙芝居に近いですが、準備する時間は少なくて済むと思います。

・あらすじ

秋に収穫した野菜でパーティーをしようとするウサギさんとクマさん。

ところがおばけがやってきて二人がいない間に野菜を食べていってしまいます。

戻ってきたウサギさんとクマさんが困っていると

フクロウのお爺さんが登場して、お化けを避ける方法、お化けに仮装する意味、かぼちゃのランタンを飾る理由を説明してくれます。

二人は早速、お化けに仮装して、ランタンを飾り、戻ってきたお化けをうまくやりすごし、パーティーの準備を始めます。


この中では、

秋に食べ物の収穫するお祝い

仮装の意味

カボチャのランタン

について理解してもらいましょう。

それにはわかりやすくストーリーをお話してあげることが必要ですが、事前の準備もしっかりとしておきます。

・用意しておくもの

ホワイトボードに貼りつくように、裏に自由にハサミで切れる板状のマグネットをつけたものを用意します。

秋の野菜の入ったバスケット
食べられてしまった状態の野菜のバスケット
夜の風景

ウサギ
クマ
フクロウのお爺さん
仮装したウサギ
仮装したクマ

カボチャのランタン
お化けたち

それぞれ手描きで描いて色を塗るか、イラストをダウンロードしてそれを加工して使用します。

イラストから応用して作る場合はこのブログの記事

ハロウィンの壁面飾り 保育園で作る場合

を参考にしてみてください。

そのまま利用したり、切り絵にしたり、塗り絵方式で使用したりする方法を紹介しています。

◆トリックオアトリート

この動画ではハロウィンにお化けがお菓子を貰いに来ることをクローズアップしています。

色々なおばけが人間にお菓子を貰いに来ますよ。



ユーモラスなおば絵たちが登場します。

・用意するもの

前の動画と同じように板状のマグネットを付けたものを用意します。

月(三日月)
十字架とジャックオーランタン(動画中の右下のもの)

お化けの親子(親1人、子ども4人)
こうもり
魔女
骸骨
狼男
ミイラ男
フランケンシュタイン
悪魔
ドラキュラ

マシュマロ
プリン
マカロン
グミ
チョコ
キャンディー
クッキー
ニンニク


お菓子はそのままではなくそれぞれアレンジした特別な形のものですね。

工夫次第で他の形に変えても面白いでしょう。

絵に自信のない場合は先ほど紹介したこのブログの記事を参考にしてください。

スポンサードリンク


保育士さんたちによる劇



園児の人数が多い場合や保育士の先生が多い場合は舞台や教室を使った劇も園児たちに受けると思います。

なぜかハロウィンで多く演じられている『おおきなかぶ』を例にとりましょう。

ふじおか幼稚園で行われた劇の動画ですが、当時はやったお笑いを取り入れたり、オリジナルの話をだいぶアレンジしている劇です。



いかがですか?

本当の『おおきなかぶ』はこんなお話です。

◆おおきなかぶのあらすじ

お爺さんが畑をたがやしてかぶの種をまきました。

「大きなかぶになれ、大きな大きなかぶになれ」と願いを込めて育てるとやがて大きなかぶに育ちます。

お爺さんがかぶを抜こうとすると、かぶは抜けません。

そこでおばあさんを呼んできて一緒に引っ張っても抜けません。

おばあさんは孫娘を呼んできて3人一緒に引っ張っても抜けません。

孫娘は犬を呼んできて、4人一緒に引っ張っても抜けません。

犬が猫を呼んできて、5人一緒に引っ張っても抜けません。

猫はネズミを呼んできて、6人で一緒に引っ張っても抜けません。

お爺さんは「よーし、もう一回」と力を合わせてみんなでかぶをひっぱりました。

そして、とうとうかぶは抜けました。

「あぁ、やったあ! ぬけた、ぬけた!」「ぬけたあ! ははは、やった、やった…。」

みんなはおおよろこびでかぶを運んでいきました。



動画とはだいぶ違いますが、これがオリジナルです。

かぶを育てる時には

「あまいあまい、かぶになれ。大きな大きな、かぶになれ。あまいあまい、かぶになれ。大きな大きな、かぶになれ。」

というセリフが入ります。


かぶを抜く時には

「せーの」

「うんとこしょ、どっこいしょ。」

という掛け声が入ります。

かぶを抜こうとする人がどんどん増えて、

お爺さんをおばあさんが、おばあさんを孫娘が、孫娘を犬が、犬を猫が、猫をネズミが引っ張る姿はユーモラスです。

大きなかぶが実るのは豊作を思い起こさせますから、秋の収穫の恵みへの感謝を教えるにも良い劇だと思います。

本来のストーリーに沿って台本を作っても、動画のように笑いと楽しさを優先しても印象に残るでしょう。


ところで、ハロウィンとかぶは結び付かないようにも思いますが、実は深い関係があります。

◆ハロウィンとかぶのお話

この『おおきなかぶ』というお話はもともとロシアの民話です。

ロシアやヨーロッパの絵本には黄色いかぶが描かれていて、元々はカボチャではなくかぶでジャックオーランタンは作られました。

向こうのかぶは日本のものと違って大きかったのです。

こういった伝統がヨーロッパにはありましたが、アメリカに移住したアイルランド人がジャックオーランタンを作ろうとしたところかぶが不作で、

代わりに豊作だったかぼちゃを使って作ったのが今のかぼちゃのランタン、ジャックオーランタンの始まりと言われています。

ハロウィンの頃の野菜の象徴は本当はかぶだったということです。

この辺のお話も年長さんくらいの園児たちにしてあげてもいいかもしれませんね。



今回、3つ例を挙げましたが、保育士の先生方がハロウィンで出しもの考えるときの参考にしてみてください。

ハロウィンは日本の行事とは違いますから、由来やその意味を自然に伝えながら楽しみましょう。

スポンサードリンク


合わせて読みたい記事
ハロウィンを幼稚園で行うねらいと着眼点
ハロウィン 幼稚園でイベントとして行う場合は
ハロウィン 幼稚園での仮装 2つケース
ハロウィンに保育園でやるゲーム 楽しめるもの
ハロウィン 保育園での出し物 保護者が参加する場合は
ハロウィンで幼稚園児がメイクをする場合の注意点



nice!(2)  コメント(0)  [編集]
共通テーマ:育児

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
Copyright © メインデスクのよろずお役立ちれぽーと All Rights Reserved.
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます
クレジットカードを作成する際の本人確認

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。