運動会の種目は色々あっても保育園で0歳児ができるものはそれほど多くなく、
競技と言いうよりは親子共同の遊びの要素が強く出るものです。
0歳児といっても発達段階が大きく違いますのでその点を考慮して、
園児の状態に合わせて種目を考えることも必要になってきます。
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単独で参加できるにはもう少し時間がかかりますから、お母さんの役割もとてもたいせつです。
今回は、0歳児の運動能力の発達と最適な種目について触れていきます。
0歳児の運動能力の発達
最初に一般的な0歳児の月齢による運動能力の発達についてみていきます。
◆0か月
うつぶせになると首を上げる
◆1か月
体を揺らす。
左右に揺らす。
◆2か月
手を握りかえす
首が座り始める
手足をばたつかせる
◆3か月
あお向けで頭、胸を上げたりする
手を動かしてものを探し始める
◆4か月
寝返りを打ち始める
口に手や物を運び始める
頭がしっかりと支えられるようになる
◆5か月
座ることができるようになる(補助が必要)
◆6か月
物をシッカリとつかめるようになる
寝返りがある程度自由にできるようになる
一人でお座りできるようになる
ボール転がしなどができるようになる
◆7か月
手足を使って四つん這いの姿勢になれる
両手に物を持って遊べるようになる
◆8か月
ハイハイができるようになる
◆9か月
ハイハイは自由にできるようになる
壁などを伝って歩けるようになり始める
◆10か月
一人で立ち上がることができるようになり始める
親指と人差し指でものがつまめるようになる
◆11か月
補助をしてあげると歩けるようになる
立った状態から座れるようになる
◆12か月
指先がより自由になり始める
補助があるとだいぶ歩けるようになる
個人差があるのはもちろんですが、同じ0歳児でもできることがずいぶん違ってきます。
特に3か月目の何かに向かって手を伸ばすようになればシャボン玉を吹いて自分から手を伸ばすようにしてみたり、
お気に入りのおもちゃを手が届くぎりぎりの位置に置いてあげると運動能力を発達させるサポートになります。
実際に保育園の運動会のような競技に参加するのは6か月目に座れる状態になってからの方が理想です。
ハイハイができるようになれば、やり方によっては立派に参加できるようになります。
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0歳児にお勧めの競技種目
一応、6か月目以降の園児を対象とした競技種目を紹介します。
子どももやっていて楽しむ余裕を感じるにはある程度姿勢を保てているほうがよいでしょう。
◆着せ替え競争
洋服の着せ替えの速さを競う種目です。
もちろん、着せ替えをするのはお母さんですよ。
・やり方
スタート地点から一定の場所に机を置き、その上にあらかじめ用意しておいておきます。
一斉にスタートして、その服に着替えて、スタート位置に戻る速さを競います。
単純ですけど、お母さんが熱くなります。
もしかしたら子供はパニックになってしまうかもしれませんけど。
・競技の工夫
用意する洋服は同じものを全員分揃えておいてもよいですし、それぞれのお母さんがとって子どものとっておきのものを用意してきてもよいでしょう。
同じものをそろえた場合は、純粋に速さを競って楽しみます。
お母さんたちが自分で用意するときにはとっておきのものやおしゃれなものを用意してくることも多いでしょうけど、本場で手間取って焦るケースが多いですよ。
でも、それも見ている側の楽しみでもあります。
◆電車ごっこ競争
これも親子共同で行う競技です。
・やり方
ミカンが入っているくらいの大きめの段ボール箱を利用してそりを作ります。
あまり深くする必要はありません。
色画用紙や模造紙を回りをきれいに貼ります。
横には動物のキャラクターなどを付けてチーム分けの目安にします。
前の方に引く紐を取り付けます。
この中に子供を乗せて、スタート地点からポールを回って戻ってきます。
2チームくらいに分けてリレー形式で順位を競います。
子どもはそりの中にきちんと座れないといけませんから、月齢6か月以上の園児に向いています。
・競技の工夫
そりのキャラクターは動物でもよいですし、流行りのキャラクターを作って貼ってもよいでしょう。
子どもが乗りたくなるようなデザインのそりにします。
テレビや絵本でよく見るアンパンマンなどが良く使われるキャラクターです。
◆変則親子リレー
この種目は補助があれば歩けるくらいの園児が対象です。
・やり方
スタート地点と折り返し地点を決めます。
先ほど電車ごっこリレーで使用したそりで折り返し地点まで子供を乗せていきます。
そこで子どもをそりから降ろして、お母さんが子供の両手を後ろから持って、両足を自分の足の甲の上に載せます。
丁度、万歳した格好の子供の両手を後ろから持つ感じの姿勢です。
この格好で、竹馬のように歩いてスタート地点に戻ります。
お母さんの足の動きに合わせて子どもも足を動かします。
自分の上に子どもを乗せた2人3脚のような感じでスタート地点に帰ります。
・競技の工夫
まだ、自力で座るのがやっとの子どもはそりで往を、補助すれば歩ける子供は竹馬のような2人3脚で復をと分けてもよいでしょう。
同じ0歳児でも運動能力にも差がありますから、出来る範囲のことで楽しむのも大切です。
保育園の運動会は特に年齢の低い子供の場合、お母さんの手助けが必要です。
0歳児の競技はお母さんのサポートがポイントになりますから、
親子ともども楽しめる工夫をしてみてください。
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2017-07-14 20:50
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