ひな祭りでどこの保育園でもおこなわれるお雛様製作。
1歳児から3歳児、4歳時くらいまでがつくるものはそれぞれ異なっています。
ひな祭り製作にはそれぞれ目的がありますが、
共通しているのは子どもが楽しみながら自然に学んだり体験していくことです。
今回はひな祭り製作を通して、園児たちがどんなことを学んでいくか、1歳児に適した製作とはどんなものかを考えてみます。
保育園で行われる製作のねらいは
保育園の製作で園児たちが学んでいくのは
・想像力
・いろんな素材に触れる経験
・それを通して季節、行事の意味を知ること
ですね。
全ての年齢の園児たちに言えることですが、作業の楽しさがないとなかなか自然にこれらのことを学んでくれません。
そこで、年齢にあったものを製作する必要があるのです。
ひな祭りなら、お内裏様やお雛様を作ることがおおいでしょう。
特に1歳児なら
素材に触れたり、自由に描いてみたりすることを通して、完成させることの喜びを味わってもらうことに主眼をおくのがよいとおもいます。
特に貼り付けたり、クレヨンで自由に描いてみたりすることが大きな体験になります。
これから紹介するものも単純な作業ですけれども、子供が好きなものが入っています。
それでは1歳児に向いたひな祭り製作です。
指でぺたぺたするひな人形
まずは完成イメージです。
イラストを使っていますのでちょっと整いすぎていますが、背景の作業が楽しい工作です。
◆材料
・色画用紙:各色
・絵具:ピンク色
・ノリ
◆作り方
①保育士の先生が準備することは
背景の屏風の切り出し、
お雛様、お内裏様の各パーツの切り出し
です。
②園児がやることは背景に桜の花びらを入れることです。
絵の具をパレットに溶いて、人差し指につけて背景の屏風にぺたぺたと押し付けます。
③絵の具が乾いたらお雛様の体、顔、髪の毛などを貼り付けていきます。
目や口は場所がずれると思いますが、それはそれで表情が出て面白いでしょう。
④クレヨンで着物に模様を描いてもよいですが、その場合は貼り付ける前、花びらを押し終えた後で仕上げておきましょう。
⑤ノリが乾いたら出来上がりです。
仕上がりを見せあいっこして園児たちの反応を見てみましょう。
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桜の花をスタンプで作る
指でスタンプを押して作る花びらです。
やり方は上でやったように人差し指に絵の具をつけて花びら模様になるように押していきます。
多少ズレても花が散ったみたいで風情があります。
◆保育士の先生の準備
先生たちは大きめの画用紙に折り紙やポスターカラーで枝を描いておきます。
後から園児たちが絵の具でふれてもにじんだりしないように折り紙や色画用紙で作った方がよいでしょう。
コツはあまり太くしないことです。
茶色の上に乗ったピンクの絵の具は透けて色が目立ちにくくなってしまうからです。
後は園児たちに自由に花を咲かせてもらいます。
◆応用編
木の枝を描いた背景にノリを塗って、小さく切ったピンクの折り紙を軽く投げつけて
張り付いたものが花になります。
ちょっとゲーム感覚で枯れ木に花を咲かせてみましょう。
この場合は表裏に色のついたものを使ってください。
色画用紙を小さな四角に切ったものが一番良いと思います。
コーヒーフィルターで着物を作る
一番初めに作ったお内裏様とお雛様の着物をコーヒーフィルターで作ってみます。
◆用意するもの
・コーヒーフィルター
・水性ペン各色
・霧吹き
◆作り方
①水性ペンでコーヒーフィルターに線や丸を描きこんでいきます。
②描き終えたら、霧吹きで水をかけます。
にじんで予想できない模様になります。
園児たちには多分初体験となるので、きっと驚きと楽しさ一杯の表情が見られますよ。
乾いたら保育士の先生が着物の形に切ってあげてください。
同じように背景に貼り付けてください。
1歳児が保育園で行う工作は色々な素材に触れたりする体験をメインに、完成まで指導できれば楽しみながらいろんなことを学んでくれるはずです。
ひな祭りもその貴重な機会の一つですから、準備をしっかりやって園児たちと楽しんでください。
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2017-01-23 11:01
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