ひな祭りに保育園ではお雛様、お内裏様など行事にちなんだ工作を行います。
年齢も3歳児、2歳児、1歳、0歳児に合わせたものが行われています。
園児は年齢によって飽きずにできるものも違ってきますから、
極端に難しいものを選んでも飽きてしまうことともしばしばです。
作るものによっては保育士の先生が途中まで作業を完了させておいて、仕上げの部分だけ園児に任せる方法がとられます。
こうした方が、飽きずに園児も楽しんでひな祭り製作をやってくれます。
今回は3歳児をはじめ、各年齢に合ったひな祭り製作を紹介します。
1歳児までに最適なひな祭り製作
0歳児から1歳児まではハサミなどできったりする作業よりも、クレヨンで人の顔を模様を描く作業を主に行う方が園児たちも楽しく、安全に楽しんでくれます。
お勧めはお雛様とお内裏様の切り絵です。
切り絵といっても先生たちが切っておいたものを貼り付けて、クレヨンで塗る方法をとります。
では材料から
◆材料
・色画用紙
金屏風用の金色か黄色
お雛様、お内裏様用のピンクと青
顔用の肌色
扇、しゃく用の黄色
髪の毛と冠用の黒と黄色
・クレヨン各色
またはクーピーペンシル
・ノリ
◆作り方
①先生たちで金屏風、お雛様、お内裏様の体、顔、髪、扇、しゃく、など必要なパーツを切り出しておきます。
②人数分そろえて園児たちに渡します。
③ここからが園児のやる作業です。
④金屏風にお雛様とお内裏様の体と顔を貼り付けます。
⑤髪の毛、冠、しゃく、扇などを貼り付けてノリを乾かします。
⑥顔をクレヨンで描きこみます。
⑦次に着物に好きな模様を書き込みます。
これで完成です。
着物をさきに描きこんでしまうと、顔を描く時に手が汚れてせっかく書いた模様が擦れてしまったりするからです。
年齢によって書き方にコツがありますから少し説明しましょう。
◆0歳児、1歳児に向いた方法
この年齢の子供はまだ、直線や曲線をシッカリと書けません。
狭い顔の部分に目、鼻、口を描くには
クレヨンの先を点、点と打って色を付けていく点描法
がよいでしょう。
この方法なら目や口を描きやすくなります。
◆2歳児に向いた方法
2歳になれば、結構しっかりと目や口をかけるようになります。
多少、いびつでもトライさせてください。
髪の毛も自分で 塗ったりできるようになりますから、準備の段階で折り紙を貼らずに挑戦させてみてください。
◆3歳児に向いた方法
3歳児になるとハサミも使えるようになってきます。
お内裏様とお雛様の体の切り出しもやってみましょう。
丸を切り出すのは難しいので、ここは保育士の先生がやってあげてもよいと思います。
年齢や子供の能力によって多少作業の量を調整してあげると物足りなくもなく、退屈もせずに作業してくれます。
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3歳児にお勧めのひな祭り製作 2点
◆薄紙を使ったひな人形
・用意するもの
薄紙(花紙)4枚、同じ系統で色違いのものを用意する
セロテープ
色画用紙(肌色の顔用のもの、しゃく、扇用のもの、)
クレヨン
・作り方
①まず画像のように花紙を用意します。
ティッシュよりも少し硬いくらいの紙です。
②4枚重ねて、8等分に折ります。
③中央を細く切ったセロテープで3重に巻きます。
④一枚ずつ、広げていって花のような形にします。
⑤一番内側を着物に見立てて片方にしゃくや扇、その反対に顔を貼ります。
⑥顔の画用紙にはあらかじめ目や鼻、口を描いておきます。
赤やピンク系統の紙を使用するとお雛様、青や紫系統の色を使用するとお内裏様になります。
この雛人形は紙を8等分にして留めておくところまでは保育士の先生がやってあげましょう。
開いて、顔に絵を描いて貼り付けるのが園児の役割です。
閉じた紙が徐々に違う形になっていくのは見ていても楽しいものです。
ハサミに慣れているようなら園児たちに顔の輪郭を切り抜いてもらってもよいでしょう。
◆球体状のお雛様
これもある保育園で実際に作られたひな祭り製作です。
・材料
厚紙、色画用紙(お雛様用に赤系統を2色、お内裏様用に青系統を2色、顔用の肌色)
ノリ
折り紙(しゃく、扇用と髪の毛と冠用)
・作り方
①初めに用意した色画用紙を細く切って、それぞれ端を貼り付けて輪にします。
②濃い色のものを2つ用意して片方をもう片方の内側に入れて貼り付けます。
このとき上から見て十字になるようにします。
③ノリが乾いたら、薄い色の輪を内側に入れて貼り付けます。
薄い色のもの同士が十字になるように角度を調整します。
最後の輪を貼るには隙間が狭くなっているので丁寧に貼ります。
④頭を上に貼り付けます。
顔はあらかじめ描いておきます。
⑤最後にしゃく、扇を貼り付けて完成です。
出典:http://d.hatena.ne.jp/kumanoko-hoiku/20130222/1361523349
3歳くらいになればハサミで切る、ノリで貼るといった作業も楽にこなせるようになってきます。
顔もしっかりと描けるようになってきますから、それぞれ個性的でユーモラスなお雛様とお内裏様が出来上がります。
分かりにくいところは先生も一緒になって作ることでクリアできると思います。
ひな祭りの日には年齢に合ったものを製作して園児と一緒に楽しみましょう。
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2017-01-21 17:39
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