謝恩会の準備をするのは主に役員になったお母さんたち。
幼稚園や保育園と保護者との連絡役や卒園アルバム、余興の準備にプログラム製作など大忙しです。
そこでトラブルが起きてスムースに予定が運ばないという話もよく聞きます。
出来ればトラブルは避けてストレスなく準備をしたいのは誰でも同じです。
今回は幼稚園や保育園の謝恩会の準備で起きたトラブルの実例と予防策などを考えてみたいと思います。
謝恩会にまつわるトラブルの実例
とかく準備の時にトラブルは起きがちです。
幼稚園や保育園によって雰囲気も様々ですし、独特の人間関係もあるのですが、
多くの場合、負担が特定の人に集中することから起こることがおおいようです。
◆各保護者ごとの温度差が歴然
・意見を積極的に言うだけで全く動かない人がいる
色々な準備をするのに話し合いに参加、でも実際には全く手伝ってくれないケースです。
この例の場合は手づだわない代わりに文句もあまり言わなかったようなので、
実際に動いた人たちで励ましあって乗り切ることができたそうです。
・出し物でノリノリなお母さん達に遅れをとる
この場合は世代間のギャップもあったのですが、謝恩会の余興で保護者が出し物を決める場合のことです。
回りはほとんどが20代のお母さんで、40代後半で人前に出るのは苦痛な自分が気後れしてしまったそうです。
出し物が結構動きの大きいダンスになり、衣装も派手なものに決定。
何とか裏方にしてもらって踊ることは避けられましたが、多数派の雰囲気もあってなかなか意見をいいずらかった。
・後から文句を言われる
これも係になる人と係にならなかった人との間で起こったトラブルです。
声をかけても手伝ってくれない人はどこにでもいるものですが、
謝恩会の準備も何とか終わり当日も滞りなく進行してうまくいったと思っていたら、
プログラムの一つが終わるごとに、
こうした方がよかったのに、
こんなのよりもあっちの方がよかったじゃない、
などと文句を言い始める人がいます。
準備に参加してその時に意見を出せばよいものなのに、無関心でいて後で当日文句を言う人。
本当にやっていて心が折れそうになったそうです。
ぐっと我慢してこらえたようですが。
◆卒園アルバムの制作についてのトラブル
・写真のセレクトに文句が出た
役員や係の人は幼稚園、保育園の行事や思い出の写真の中から
子供たちの一番良い表情を選んで乗せたはずなのに完成して配り終えた後で文句を言う人がいた。
これは偶然、陰口を言っている人がいると人づてに聞いて後でがっかりした例です。
園にもよりますが、編集の作業は一人の人に集中しがちになりますから、出来れば文句は言ってほしくないものですね。
・撮影の時に苦労した
卒園アルバムを作る準備を結構前からやることも多いと思います。
年長さんになると、各行事に園児一人一人の表情を撮影する係になることがあります。
プレッシャーが大きくて、わが子の出番や活躍を見る余裕すらなく、運動会や遠足など楽しめなかった。
責任重大ですから、係になったら気遣いは相当なもの。
途中から数人の人が手伝ってくれて助かりました。
でも、ねぎらいの言葉もないととても損した気分になります。
・アルバムを作るモチベーションが落ちた
ある幼稚園、保育園では卒園式場面もアルバムに掲載しようということになりました。
ほぼ、準備はできていて、卒園の写真が取れたら印刷に回す手配が出来ていたのですが、
いざ、卒園してしまうと担当していた保護者の方のやる気が無くなったのか、
一向にアルバムが出来上がる様子がない。
夏になっても何の音沙汰もないので、結局園の側がその方に指摘して印刷に出してもらったようです。
アルバムが手元に届いたのはクリスマス前だったそうです。
◆園と保護者間でやり取りがうまくいかない
・園の方針として卒園式等の準備も園が主導で保護者はそのサポートを行う。
園が中心的に動いてくれれば問題ないのですが、園長先生の発言が二転三転しました。
保護者同士の連絡も原則ダメということで母親たちは振り回されました。
特にアルバムの制作では写真を巡ってトラブルが多発。
保護者から提供された画像を何度も差し替えたり、直前でふさわしくないということでボツにしたり。
何とか卒園までの辻褄は合ったのですが、後味の悪さが残りました。
※実は以前に卒園式の準備を巡って保護者の役員同士で大きなトラブルがあり、園長先生が必要以上に神経過敏になっていたことが判明しました。
最後はかなりまれなケースと思いますが、
少なからず保護者同士、役員をやっている人とそれ以外の人の間の温度差はある程度覚悟しなくてはいけないようです。
ではもし、役員になったり、卒園式や謝恩会の係になったらどのようにふるまえばよいのかをアドバイスしてもらいましょう。
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役員や係になったら
誰でも面倒くさいことや係にはなりたくないものです。
それでも、幼稚園や保育園で役員になることは避けられない場合が多いのです。
立候補してなる人は少ないといわれていますが、なってしまった時はそれなりの責任感と心構えが必要です。
◆Aさんのアドバイス(園児の撮影で苦労したお母さん)
楽しんでやること。
いやいややる人も多いのですが、どんな経緯にしろ受け入れて
楽しんで役員をやるように心がけました。
同じ仕事も気持ち一つで変わってくるはずです。
暗い気持ちでやっていると周りにもそれが伝わってしまい孤立してしまいます。
明るくやっていると自然と協力してくれる人も出てきたり、仕事を分担してくれたりしますよ。
◆Bさんのアドバイス(若いお母さんたちの中で苦労した40代のお母さん)
出しゃばらないこと。
稀に自ら立候補して役員になる人もいます。
そんな人と、いやいや役員をやっている人との気持ちの差は大きいです。
割合で行くと8割は仕方なくやっている人ではないでしょうか。
そんな環境の中で一部の人が勝手に事を進めてしまうと、回りの反感を買います。
また、反対に中心に動く人がモチベーションの高い人で何事もなく行事を済ませたいと思っている人も同じで、行動しないことで浮いてしまします。
ちょっと大変ですけど、回りの反応を見つつ一人孤立しないように行動します。
一度、煙たがられたり、いやな印象を与えると短い期間では信用を回復するのは大変です。
特に年度の初めや、回りがどんな人かよくわからないときは慎重に。
◆Cさんのアドバイス(役員ではないが謝恩会の係をやったお母さん)
他人の状況への配慮する気持ちをもつ。
役員になった方のお手伝いをする立場からの意見ですけれども、
回りが見ているよりも当事者は相当大変です。
役員の方の中にも少し不安定になっている方もいます。
話し相手になってあげたり、手つだってあげる申し出をしてもよいと思います。
無理をすることはありませんから、できる範囲でやってあげてみてはどうでしょうか。
ただし、その場合もさりげなく、決して押し付けにならないように気を使って言い出しましょう。
中には意地になる人もいますから。
◆Dさんのアドバイス(謝恩会の役員を経験したお母さん)
保育園の交友関係以外の友達をもつ。
保育園のママ友だけしか交流がないと行事ごとに忙しくて息抜きする暇もありません。
精神的にもかなりきついですね。
ですから、幼稚園や保育園以外に友達がいればかなり楽になります。
うまくいかないとき、そしてうまくいっているときもそれなりにプレッシャーはあります。
役員を1年間やってママ友間でうまくいかないこともありましたが、園以外の友達にいろいろ話を聞いてもらったことが息抜きになりました。
幼稚園や保育園では役員や係になるといろいろと人間関係で悩むことも多くなります。
今回あげたトラブルの例もコミュニケーションの不足や引き受ける心がけ一つで回避できたかもしれないものもあります。
もし、謝恩会や卒園式など大切な行事の係を任されたり、普段から役員として苦労していたら、解決例の一つとして参考にしてみてください。
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