ノロウイルスに感染したとき発症の兆候はあるのか?
下痢や嘔吐をともなう感染性胃腸炎の原因でもあるノロウイルスは突然症状が襲ってくることがほとんどです。
私も数年前に突然の下痢と吐き気に襲われて初めて感染していることに気付きました。
腹痛もなく、下痢の症状が始まってトイレに駆け込むと吐き気も同時に襲ってきました。
実際に症状が一段落するまでに大体5時間くらい、胃にも腸にも何もなくなるまで続きました。
どこで感染したかの心当たりもなく、兆候もなくという感じでしたね。
ノロウイルスは潜伏期間が短く感染力が強いウイルスです。
今回は潜伏期間や感染経路、治りかけたときの注意点などにも触れていきたいと思います。
ノロウイルスの感染経路は
ノロウイルスの多くは人が集まる場所で感染が起こりやすいのです。
例えば
幼稚園、保育園
小学校
高齢者施設
飲食店
旅館
仕出し弁当等の食品製造
などがよくニュースで取沙汰されています。
◆感染経路
こうした施設の中で
人の手、指
調理した食品
などを介して人の体内に入り感染します。
また、1人の感染者が嘔吐や下痢を起こして、それを処理した人の手や乾燥した吐しゃ物などが宙に舞って集団感染をするケースもあります。
それに加え、ノロウイルスは感染した後の潜伏期間や発症が非常に早いのです。
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潜伏期間と症状
◆ノロウイルスの潜伏期間
ノロウイルスの潜伏期間は非常に短く、感染してから症状が出るまで
1日から2日くらい
です。
早い人は1日を待たず、10時間くらいで症状が現れる場合もあります。
このときに心配されるのが、
潜伏期間に他人に移る心配があるかどうかですが、
飛沫感染や接触感染が主な感染経路なので症状が出るまでは低いといえます。
この潜伏期間の短さはウイルスの増殖力が強いことが原因です。
仮に、ノロウイルスが1個体内に入り込んだら、24時間後には100万個にまで増殖すると言われています。
実際に現れる症状は
下痢
嘔吐
熱(あまり高熱にはならないことが多い)
などで、治まるまでには2,3日はかかります。
しかし、症状が治まっても感染力が無くなったわけではありません。
仕事場や学校へ行くときには2次感染を予防することが必要になります。
ノロウイルスの2次感染の予防
ノロウイルスは感染力が非常に強いので1人の感染者から感染を拡大しないように知識を身につける必要があります。
◆2次感染の可能性はいつまであるのか
ノロウイルスは症状が治まっても、2週間から3週間は感染力があるといわれています。
人によってこの期間には差があるのですが、
この期間は人に移してしまわないように対策をとる必要があります。
◆2次感染防止の方法
感染経路は先ほど説明したように
飛沫感染
接触感染
ですから、効果的な予防法は
・マスクによる飛沫感染防止
・次亜塩素酸ナトリウムによる消毒
・糞便の消毒、処理をきちんとする
が挙げられます。
消毒に関してはこのブログの記事
ノロウイルス予防スプレーの作り方 処理と予防の二通り
で詳しく説明しますので参照してください。
本来は感染の可能性が無くなるまで人との接触や大勢の人の集まる場所には行かないことが一番ですが、仕事や学校に行かないわけにはいきません。
現実問題として可能なのは一番最初にあげた
マスクによる飛散防止
です。
次の消毒に関しては触ったところをすべて消毒して回るのは不可能に近いです。
病院や施設の場合は管理が可能かもしれませんが、学校や公共の場では難しいでしょう。
ノロウイルスの流行時期には手洗いやうがいをきちんとして回りも感染予防に努めることが必要になります。
ノロウイルスを予防する手洗いの方法としてはこのブログの記事
ノロウイルスの予防には手洗いを30秒以上する 処理も含めて
で詳しく取り上げています。
感染したら発症まで期間が短いので兆候をとらえることは難しいかもしれませんが、
もし、症状が現れたら適切な処置と食事で体力と免疫力を回復させましょう。
ノロウイルスに感染したときの食事はうどんが最適?
でもノロウイルスに感染したときの食事について触れていますのでご一読ください。
合わせて読みたい記事
ノロウイルスの予防には手洗いを30秒以上する 処理も含めて
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ノロウイルスにかかっている食事で納豆がいけないのはなぜか?
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2016-12-08 18:33
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