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ハロウィンを幼稚園で行うねらいと着眼点

ハロウィンを幼稚園で行う事はもう定番の行事と言っても良いですよね。

日本中が10月の最後の日には大騒ぎになりつつあります。

でも幼稚園や保育園でハロウィンを行うねらいはもっと深い意味があります。

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園児の成長過程に合わせて季節ごとのイベントが行われていることが多く、

決して流行だけを取り入れているのではありません。

保育士の先生たちは何をやったらよいのか結構頭を悩ませるのです。

今回は幼稚園でハロウィンを行う時に頭に入れておきたい事を中心に紹介していきます。

入園してからの成長過程と行事

 

園児が保育園に入園するのは2歳から3歳くらいですね。

このくらいの年齢の子供の状態を大まかに捉えると次のようになります。

今回は対人関係と表現力に絞ってみます

◆2歳くらいの子供

・対人、友達関係

友達と簡単なごっこ遊びをする。自己主張が強まる。
ケンカトラブルが起きやすくなる。

・表現力

言葉で自分の意思を伝えるのに積極的になる。
繰り返し言葉やり住みかるな言葉に興味を持つ。
歌やリズムに合わせて動く。ハサミ、クレヨンなど指先を積極的に使う遊びを好む

◆3歳くらいの子供

・対人、友達関係

簡単なルールのある遊びが出来る。自己主張はさらに強まる。

・表現力

色々なことに興味を持ち、質問する。自分から挨拶する。
見立て遊び、意味付けした遊びをする。
絵本を見たり読んだりしてもらいたがる。

個人差があるので一概には言えないのですが、色々なことに興味を持ち始める年齢であることは確かです。

ハロウィンでもこの傾向に合わせて作る工作やイベントの出し物を決めます。

参考までにもっと年齢進んだ場合も見てみましょう。

◆4歳くらいの子供

・対人、友達関係

仲間意識が芽生える。友達と競い合い始める。
ルールを重んじることが出来るようになる。
交代、順番待ちがきちんとできる。

・表現力

表現する方法の幅が広がる。ごっこ遊びではなく、なりきって遊べる。想像力が豊かになり始める。
自分の考えを言葉で話して伝えられる。
相手の気持ちを気付けるようになる。

◆5歳くらいの子供

・対人、友人関係

自分と友達の違いに気付き、それを受け入れることが出来る。
行動に判断力が伴い始め、事の良し悪しを判断できる。
友達との協力、集団行動で自分の役割を理解して行動できる。

・表現力

人の話に対する注意力が高まる。
自分の気持ちと考えを相手に理解できるように話せる。
経験した事、感じた事、考えた事を伝える表現を工夫する。
言葉や数字に興味を持つ。

この年齢になると自己主張だけでなく、自分と友達、集団の中の自分を意識できるようになります。

周りに対する興味もより強くなり、社会性も芽生えてきます。

幼稚園や保育園で運動会やクリスマス、ハロウィンなどの行事に学年別に種目を変えたりしている理由は体の発達以外にもこんな理由があるからです。

季節ごとのイベントで何を行うのかを決めるにはもう一つ入園してからの環境に園児たちが慣れて行く過程も考慮する必要があります。

最初の年だけかもしれませんが、大まかな流れを捉えておきましょう。

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入学してからハロウィンまでの園児たちの成長



これも園児の成長には個人差がありますから、一応の目安と捉えてください。

主に保育園の行事内容を通じて園児たちに期待することをまとめています

◆4月一杯

・園の生活と友達との出会い
・クラスの皆で過ごす
・気にった場所や遊具を見つけて遊ぶ

食事や遊びを通して、友達や園の生活を知ることに重点が置かれます。

◆5月から6月

・友達と一緒に活動することの楽しさを知る
・仲良しの友達を見つけて一緒に遊ぶ
・当番活動を教える
・挨拶を交わす心地よさを感じる

少しずつ、周りの友達との関わりを増やします。

主な行事は端午の節句や父の日、母の日です。

このころから中の良い友達ができ始めます。

◆7月、8月

・園外保育活動を始める
・外での遊びを覚える水、土、砂などを使って
・絵具やクレヨンで絵を描く
・植物を虫を通して夏の自然に接する

行事としては七夕が一番大きなものになります。
遠足などの園外での活動で集団行動を学び始めます。

◆9月

・規則正しい生活や片づけ、手洗いなどの習慣を身に付ける
・体を動かして遊ぶことに興味を持たせる
・秋の自然に親しむ
・自然の実りに感謝する
・経験や感動を伝えたり感謝を伝えることを学ぶ
・自分の気持ちを色々な遊びの中で表現する

この時期に運動会をやってしまう保育園、幼稚園もあります。

ここでは集団行動と運動の中で自分を表現することを学びます。

ハロウィンと日にちが近くなると色々立てこむので期間をあけるところも多いようです。

お月見などもその意味を知って楽しむことで食べ物や自然に感謝する気持ちを持たせます。

また、9月には敬老の日がありますから、感謝の気持ちをお年寄りに伝える事を学びます。

風邪をひきやすくなる時期でもあるので、うがいなどの日常習慣を身に付ける機会になります。

それと共に自分の健康にも気遣うようにします。

◆10月

・仲間と協力し合って遊ぶ
・色々な素材を使って遊んだり、作ったりすることを楽しむ
・仲間とともに行動することの喜びを知る

10月は遠足やハロウィンを予定している保育園、幼稚園も多いのです。

結構、立てこんだ時期ですが、ハロウィンは皆で一緒に折り紙や工作をしたりして遊びます。

出しものでも友達と力を合わせて成し遂げることの楽しみを知ります。

運動会での体を使った達成感とは少し違ったものになります。

遠足でも集団行動を学んでいきます。


入園してからハロウィンまではこんな感じで進んでいきます。

慣れ⇒自己主張⇒協調性

という集団生活の流れと園児一人一人の自己主張をテーマに色々な行事を楽しむのが保育園のカリキュラムです。

ではハロウィンで園児たちに最適なものはどんなものかに触れてみましょう。

ハロウィンで幼稚園児たちに最適なものは



ハロウィンで園児たちが作るものは

・折り紙
牛乳パックを使った工作
・切り紙
・モビール

などが多く見受けられます。

でも、一人一人が作って終わりと言うのではなく、みんなで持ち寄って

・壁面飾り
リース

などにしたり、友達の作ったものと較べたりするようにします。

こうすることで自分の作ったものと友達が作ったものの違いを認めるようになります。

ですから、ハロウィンなどの一連の工作のねらいは

・素材選びと創意工夫をさせる
・出来上がったものを較べて友達のよいところを認める
・自分たちの作ったものを持ち寄って一つのものを作り上げる

という学習を行う事です。

園児の年齢に合わせた工作が必要な理由はここにあります。

でも、いきなり当日や前日に行っても上手くいきません。

前から少しずつ、ハロウィンのお話をしてあげたり、魔女や、お化けのイメージを園児たちがに自然にもつように仕向けてあげることが大切です。

絵本や日頃のお話しの時間に十分に準備をしておきましょう。

そうずればねらい通りに園児の中に創造性や協調性、年齢にあった進歩がみられると思います。

ハロウィンの工作については後の記事で具体的に取り上げますのでお楽しみに。

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