結婚式の招待状が来たけれどもどうしても都合がつかない。
そんな時は招待状で欠席を伝えるのですが、その際にご祝儀を贈るのかどうか悩む人もいるでしょう。
基本的に普段からお付き合いがあって頻繁に顔を合わせたり、親しい友人ならば贈った方が良いとされています。
欠席の場合はその断り方にも相手を不快にさせないマナーがありますし、
ご祝儀の相場も出席する場合とは少し異なります。
今回は結婚式の招待状の欠席の返信の書き方とその場合のご祝儀について触れてみます。
招待状の返信 欠席の場合の書き方
先ず、この画像を見ながら解説していきます。
◆自分に対する丁寧語の部分を消す
「御」、「御芳」などを二重線で消します。
相手が自分に宛てたものにはこちらに対して丁寧な言葉を使っています。
返信はこちらから相手に出すものですから、相手に対して、丁寧な言葉を付け加えて、自分に対して使われたものは消すのがマナーです。
◆欠席の理由を書き加える
欠席の理由は出来るだけ書くようにします。
相手を不快にさせないように、具体的に書くべき時は書き、ぼかすべき事情はぼかして書きます。
この点に関しては、後で詳しく例を挙げて説明します。
以上の点を踏まえて、招待状の欠席の返信を書いてください。
では欠席時の理由を書くときの注意点を例文を交えて紹介します。
欠席時の例文の基本パターン
◆仕事関係で欠席する場合
この場合は、具体的な理由を書いても相手が不快にならなければ書いても大丈夫です。
ごく親しい関係なら心配ないでしょう。
・例
ご結婚おめでとうございます
お二人の晴れの席にお招きいただきましたが、あいにく当日は所用のため残念ながら欠席させていただきます。
お二人の幸せを心からお祈りしております。
注意すべき点は、「多忙」と言う言葉は使わないようにしましょう。
相手が納得できる理由なら具体的に理由を書いても良いでしょう。
◆弔辞、体調、病気などで欠席する場合
・例
ご結婚おめでとうございます。
せっかくお招きいただきましたが、やむを得ない事情により欠席させていただきます。
お二人の晴れの席に出席できず、本当に残念です。
末永いお幸せを心よりお祈りしており申し上げます。
この場合は身内の不幸のため、或いは本人の不調、身内の不調なので、理由をぼかして、
やむを得ない事情と書くのが礼儀です。
◆出産、育児で出席できない場合
・例
ご結婚おめでとうございます。
せっかくお招きいただきましたが、出産予定日が近いため、欠席させていただきます。
お二人の晴れの席に出席できず、本当に残念です。
お二人の幸せを心からお祈りしております。
・例
ご結婚おめでとうございます。
せっかくお招きいただきましたが、子供が生後間もないため残念ながら欠席させていただきます。
心ばかりの御祝を別便で送らせていただきました。
お二人の幸せを心からお祈りしております。
出産、育児の時は親しい間柄で例のように具体的な理由を書くのは気心の知れた間柄で相手の事情をよく知っている場合に限った方が、無難です。
もし、良く知らない相手、例えば新郎の事はよく知っているが新婦の事はほとんど知らない場合は弔辞の時の文例を書くようにしましょう。
というのも、新婦が子供に恵まれない体だったりした場合に精神的ショックを受けるでしょうからね。
基本になるのはこのパターンですけれども招待状の欠席の返信には
お祝いの気持ちと出席できずに残念です、という気持ちあが表れるようにしましょう。
では招待所の返信を出す時期についてです。
結婚式の招待状の欠席の返事はいつまでに出す
結婚式を欠席する場合も出席する場合も招待状の返信は早めに出すようにします。
目安としては
招待状を受け取ってから一週間以内
です。
新郎新婦側は早めに出席者の人数を特定したいので送れるのは迷惑をかけることになります。
どうしても返信が送れる場合は事前に送れる旨を連絡します。
また、本当にギリギリまで分からない場合は直前にキャンセルなどにならないように早めに決断しましょう。
万が一、返信を忘れて期日ギリギリになってしまった場合は、すぐに電話で連絡を入れてすぐに出欠を伝えましょう。
メールやラインではなく直接話して伝えましょう。
電話だけで終わりにせず、後日返信用はがきで正式に返事をする旨を伝えて、返信はがきをすぐに出します。
結婚式の招待状の返信は早め早めが最大のマナーです。
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欠席の場合の御祝儀の相場は
結婚式に欠席する場合でも御祝儀は送った方がよいでしょう。
出席する場合とは少し金額も違うので注意してください。
◆親族への御祝儀の相場
・姪、甥:10,000円から20,000円くらい
・いとこ:10,000円から20,000円くらい
・その他親類:10,000円から20,000円くらい
◆友人知人、会社関係
・友人知人:10,000円くらい
・勤務先の同僚:5,000円から10,000円くらい
・勤務先の部下:10,000円くらい
・取引先関係:5,000円から10,000円くらい
上記の金額を目安にしてください。
結婚式に出席する場合に比べて少し相場が低いのがお分かりでしょうか。
結婚式のご祝儀は普通、
披露宴、引き出物、料理などの費用も考慮して用意するのがマナーです。
欠席する場合はこれらの費用が含まれないのでそれを差し引いた金額が目安になります。
だいたい1万円~2万円くらい低くなるのが普通です。
もし、新郎新婦が自分の結婚式に来てくれた人の場合は御祝儀にいただいた金額と同等の金額を用意するようにしましょう。
特に、遠い血縁関係や自分の家族の誰かが出席する場合以外はご祝儀は用意しておいた方がよいでしょう。
◆どのように御祝儀を渡すか
欠席する場合、御祝儀は
結婚式の2、3日前までに届くように送るか、
直接手渡しするようにします。
◆祝儀袋を用意するときの注意点
・水引きは結び切りを選ぶ
・包む金額に合わせた御祝儀袋を選ぶ
この二つがポイントです。
結婚式なので一回限りを意味する結び切りです。
包む金額に合わせるとは、御祝儀袋の体裁の事です。
低い金額なら印刷してある水引きのもので十分です。
高い金額なら、きちんとした水引のかかっているものを使うようにします。
外側の体裁と内側の金額が釣り合うようにしてください。
結婚式の欠席の返信には気を遣うものです。
分かりにくい御祝儀の相場もこれを参考にして包んでください。
特に新郎新婦が自分の結婚式に来てくれた場合や、御祝儀をおくってくれた人の場合は必ず送るようにしてください。
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2016-07-02 18:17
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