SSブログ

初盆 浄土真宗のお布施と準備の諸々

初盆は故人の49日が過ぎて最初に迎えるお盆です。

浄土真宗では盆棚や送り火、迎え火、提灯などは飾りませんが、

お布施や会食の準備はしておかなければいけません。

スポンサードリンク


それに仏壇もそれなり綺麗に整えておく必要があります。

浄土真宗で他の宗派と違って盆棚などを飾らない理由はこのブログの記事

浄土真宗の初盆と法話の意味は

で説明していますので、そちらを参考にしてください。

今回はお布施の金額やその他やっておくべき準備を紹介します。

読経をお寺に頼む



ほとんどのお寺が初盆を迎える檀家をお寺の門のところに貼りだします。

あるいははがきなどで通知するのが普通です。

お寺が遠方で、7月1日になっても連絡が来ないようならばこちらから問い合わせましょう。

準備する時間はそれほどある訳ではないので、早め早めに行動します。

お盆の期間は僧侶はとても忙しいので自宅まで来てお経をあげてもらう予約をしておきます。

先祖代々のお墓があるお寺に連絡するのが普通です。

市営墓地や霊園などにお墓がある時には、葬儀の時に依頼した僧侶にお願いすればよいでしょう。

この時に初盆の法要での読経だけなのか、会食にも参加してもらえるのかを確認しておきます。

後で説明しますが、料理を用意する人数に関係しますからね。

案内状の準備



僧侶の予約が出来て日程が決まったら、次は出席見込者への案内状を準備します。

初盆では家族や親族だけではなく、友人知人が出席することもあります。

最近では親族だけ、家族だけで行う事も増えてきましたが、葬儀に出席してくださった方々には一応、案内状を出しましょう。

案内状は往復はがきが一般的です.

返信用の出欠の返信用のはがきを同封した案内状でも構いません。

もし、家族だけで初盆を行う場合は案内状は不要ですし、親族だけなら電話でも済んでしまいます。

出来るだけ早く出席の人数を確定しておきましょう。

料理を準備する



初盆の法要に出席する人数が確定したら、料理を準備します。

料理は自分たちで作っても良いのですが、人数が多い場合は手配しておく必要があります。

料理屋さんや和食を扱っているお店にお願いします。

自宅で会食する場合は配達してもらう時間もきちんと指定しておきます。

もし、料理屋さんで会食する場合は席や会場を予約しておきましょう。

注意する点は「初盆の会食です」、としっかり伝えます。

特に配達してもらう場合は必ず伝えてください。

手違いでおめでたい席に出される、鯛、伊勢海老などを使った料理が来てしまうと困りますからね。

スポンサードリンク


お返しの引き出物を用意する



初盆の方法要に来ていただいた方たちにお返しする引き出物も準備します。

家族だけの場合は必要ないかもしれませんが、親族が出席する場合は必ず用意します。

引き出物の相場は

2,000円~5,000円くらいです。

品物は使いきってしまう日用品が一般的で邪魔になりません。

良く引き出物に選ばれるのは

・石鹸、洗剤
・タオル
・手ぬぐい

などです。

近くのデパートや郵便局などで扱っているので相談してみましょう。

仏事の法要の引き出物と言うと「のし」もそれ用のものを用意してくれます。

ちなみにのしは

表書き:粗供養、志
水引き:黒白の双銀、結び切り

です。

それと、引き出物は会食をする場合としない場合で少し違います。

会食をする場合:引き出物のみ
会食をしない場合:折り詰めの料理とお酒の小瓶とセットになったもの

選ぶ時に聞かれると思いますので予定に合わせて選びます。

お布施を準備する



浄土真宗だからと言って特別な相場がある訳ではありません。

一般的な初盆のときの金額を用意します。

初盆のお布施の相場は、30,000円~50,000円くらい

お車代として別途に、5,000円から10,000円

御膳料(僧侶が会食を辞退したとき)として、5,000円~10,000円くらい

他の宗派と同じ金額です。

お布施の包み方は、コンビニや文具店で売っている専用の包みに説明書きがありますが、

半紙の中包みにお金を入れて、

上包みに入れて仏事の折り方で折ります。

上書きは葬儀の時には薄墨ですが、お布施は普通の墨で書くようにします。

渡し方にも注意してください。

直接の手渡しはダメです。

お盆か、袱紗に載せて渡すようにします。

状況によって用意する金額が違ってきますから、僧侶の予定をよく聞いておきましょう。

仏壇の用意



浄土真宗では盆棚などは飾りませんが、初盆の時には

三具足
sannsokugu.gif

打敷
utisiki.jpg

供笥(くげ)一対
kugeittui.jpg

を用意します。

日常使っている仏具も綺麗にしておきます。

初盆の法要のお経をあげてもらった後には、僧侶の方から法話があるかもしれません。

また、菩提寺で初盆を迎える家族の方に向けた法話の機会が予定されることもあります。

出来れば、参加して法話に耳を傾けてみてください。

法話についてはこのブログの記事

浄土真宗の初盆と法話の意味は

で説明しています。


迷いや後悔がある時にはきっと心が軽くなる筈です。

浄土真宗の初盆は他の宗派と考え方が少し違います。

でも、僧侶へのお布施や準備はそれほど変わりません。

早めの準備で慌てることのないように初盆を迎えてください。

スポンサードリンク


合わせて読みたい記事
お盆とお彼岸の違いと墓参りの仕方
浄土真宗の初盆と法話の意味は
初盆のお布施の金額は臨済宗でいくらくらいなのか?
初盆の準備 臨済宗の場合



nice!(9)  コメント(0)  トラックバック(0)  [編集]
共通テーマ:地域

nice! 9

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
Copyright © メインデスクのよろずお役立ちれぽーと All Rights Reserved.
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます
クレジットカードを作成する際の本人確認

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。