読書感想文で伝記を選んだ場合はどんな書き方をすればいいのか?
小学校でも高学年になるとあまり簡単な本を読む訳にもいかず、どんなことを書けばよいのか迷いますよね。
でも、読書感想文を難しく考えることはありません。
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先ず、本をえらぷポイントを知って、どんなところに注目しながら読めば良いのかを知っていれば、読んだ後にすぐ書き始める事が出来ます。
今回は伝記の読書感想文に絞って書き方を紹介しましょう。
伝記を選ぶ時のポイントは
伝記は普通はもう亡くなった故人について書かれたもので偉人や有名なスポーツ選手、科学者などの障害や功績についてのもを指します。
でも、まだ存命中の人でも半生を綴った自伝的なものもありでしょう。
また、自分があこがれているスポーツ選手や芸能人、などについて書いても特に問題は無いでしょう。
その辺は多分、許容範囲だと思います。
では具体的にどんなものが読書感想文に向いているのでしょうか。
それは、
・歴史上の偉人で功績を残した人や偉人:エジソン、ニュートンなど
・憧れているスポーツ選手、芸能人、文化人:イチロー、三浦和良、ベーブルースなど
・難病と闘っている人、苦難に打ち勝った人:ヘレンケラ―、アンネ・フランク、
・その道のプロ、職人、経営者:松下幸之助、スティーブ・ジョブズなど
などから選ぶようにします。
この中からさらに書きやすい伝記を絞り込んでみると、
憧れのスポーツ選手とその道のプロや職業人です。
何故かというと、
憧れのスポーツ選手の場合は今も現役で活躍している人が多いのでその人の半生を描いた自伝や発言をまとめた語録を使うことで書くきっかけが掴めます。
それに時代が同じなので、自分の気持ちを込めやすいのです。
もう一つのその道のプロや職業人の場合も有名な言葉や含蓄のある言葉が多く拾える筈です。
松下幸之助やスティーブジョブズは多くの言葉を残していますし、ある分野の専門家のドキュメントなどはあまり読む人がいないので個性的な感想文になります。
歴史上の偉人などを扱った伝記は時代が大きく違うし、別世界の人間的のように見えてしまってはかえって感想文を書きにくいのです。
難病と闘った人や苦難に打ち勝った人の話は同じように共感できるかどうかが選ぶポイントです。
もちろん、そういった状況に共感できたり、心を大きく動かされたりしたのならそれを選んで構いません。
ですから、選ぶ順位としては
①憧れているスポーツ選手、芸能人、文化人
②その道のプロ、職人、経営者
③難病と闘った人、苦難に打ち勝った人
④歴史上の偉人
となります。
特に小学校の読書感想文の場合はこの順番で本を選んでみてください。
読みたい本が見つからない場合、この順番は感情移入しやすい順番でもあります。
伝記を読む時に小学生がフォーカスする箇所は
天才と言われる人であってもその才能だけで成功した人はいない筈です。
例えばイチロー選手は常に努力を怠らず、自分に厳しい人として知られています。
伝記や半生を綴った自伝は才能そのものではなく、成功を支えている努力に注目して読むようにします。
なぜ、その人が成功したのか、挫折を味わった時にどう行動したのかをよく読んでみましょう。
小学校で大きな挫折を味わっている人はそれほど多くないかもしれないですけど、自分だったらそうなったときにどうするのかを想像して比べて見るとよいかもしれません。
他の伝記でも名声を得るまでの過程や、苦難に打ち勝つまでの努力や精神力などに注目するようにします。
自分の感想の中心はどこに置くのか
小学校の高学年になると読書感想文もただ、すごいとか、感動したとか、心の動きだけを書くよりはもう少し掘り下げるようにしましょう。
例えば
成功した人が努力を続けられた理由
他の人はなぜその人のように出来ないのか
を考えて、自分との違いも書くようにします。
さらに自分がその人の姿勢から何を学んで、取り入れて行くのかなど、少し現実の自分の努力に近づけるようにすれば立派な感想文が書けます。
ここまでをまとめると
成功ではなくそこに至る過程に注目して読む
努力を続けられた理由を考える
自分が学ぶべきところ、取り入れるべきところを考える
となります。
これらを上手く読書感想文にする言葉をいくつか覚えておきましょう。
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努力をテーマにして読書感想文を書くときの言葉
伝記を題材に読書感想文を書こうとするときに使うと文がまとまりやすくなる言葉があります。
伝記の場合は成功した人や困難を克服した人、今注目されている人について書かれる訳なので、それを実現させる為に主人公が行っていることと、多くの人が出来ないことを表す言葉がキーになります。
その言葉とは
・続ける(継続)
・あきらめない
・貫く
・投げ出さない
などの
強い意志を表す言葉。
・理想
・夢
・目標
などの
ゴールに立つ自分を表す言葉
・可能性
・自分を信じる
・人のせいにしない
などの
主体性と行動
・失敗を恐れない
・諦めない
などの
粘り強さ
・夢中になる
・人目を気にしない
などの
熱心さを表す言葉です。
伝記や自伝になるような人は必ず、これらに当てはまる筈です。
これらの点でほかの人と主人公はどう違うのか?などを考えて書いていくとよいでしょう。
読書感想文の全体の構成は?
読書感想文はテーマや課題図書が決まっている場合は特に読んだ本のあらすじを書く必要もないのですが、どの本を読んでも良いというのであれば、最初の段落の1行分くらいで簡単に説明することも多くあります。
その場合でも長すぎないように気を付けます。
◆読書感想文の基本構成
①先ず、自分の感想を最初に書きます。
「~感動した」「~読み終えた後、言葉が出なかった」など、自分が抱いた気持ちを素直に表現します。
②課題図書が決まっていない場合はどんな本なのか1行から2行くらいで簡単に書きます。
「この本はイチローがメジャーリーグに行くまでが本人の言葉で書かれています」など長すぎないようにまとめます。
③なぜ①のように感じたのかを説明します。
主人公のエピソードや言葉を手がかりにして書いていきましょう
④なぜその人は努力を続けられるのか?
理由を考えて書きます。
⑤見習うべきところはどこか、自分もやってみようとする部分はどこかを考える。
このような流れで書けば伝記を題材とした読書感想文が出来上がります。
ただし、次に挙げることに注意してください。
・模範的で優等生的な感想を目指さない
・自分の素直な気持ちを書く
・ネットの書評やレビューを参考にしない
時間が無くなってくるとついやってしまいがちなことですが、絶対にしないでください。
すぐにばれてしまいますし、自分のためにもなりません。
書き方やどうやって書きだしてよいかわからないときは下にあるブログの記事も参考にしてください。
中学生向きに書いた読書感想文の書き方なので少し難しいかもしれませんが、参考になると思いまよす。
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