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節分とは、めざしやいわしを飾ることもある?

節分にイワシを柊の枝に刺して飾る風習はいまはあまり見られなくなりました。
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いわしではなく、めざしでも大丈夫なようですが、この風習は平安時代から始まったようです。
今でも地方では玄関に柊に刺したいわしを見ることがあるかもしれません。

今回は節分にいわしやめざしを飾る風習についてのお話です。

どんな意味があるのか?


柊の枝にいわしを指した柊鰯と言うものは一見、異様に映ります。

でも節分の主役?の鬼と深く関係しています。

◆何故いわしを使うのか?

いわしは魚の中でも特に臭いがきつい部類に入ります。

その臭い、特に焼いた臭いと煙が鬼の大嫌いなものなのです。

◆柊を使うのは何故か?

柊の葉っぱには尖っていて、これが鬼の目を指すといわれています。

つまり、いわしと柊の組み合わせは鬼の最も嫌う組み合わせになります。

鬼は「邪気」の例えとされていますから柊鰯を飾ることは邪気払いの意味があるのです。

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いわしの他にめざしでも大丈夫?



先に書いた通り、めざしで作っても大丈夫です。

めざしとはいわしの丸干しを棒やわらで刺して連ねたものなので、同じ魚です。

売られている物では

いわし連刺し

背黒めざし

なんて呼ばれることもあります。

いわし連刺しは文字どおり、めざしの事です。

背黒めざしは文字だけではどんな魚か分かりませんが、カタクチイワシと呼ばれるいわしをめざしにしたものです。

カタクチイワシは海釣りをやる人にはおなじみの魚です。

カタクチイワシは時として背黒いわしと呼ばれるようです。

いつからいつまで飾るのか?



地域によって差があるのですが、一般的には

節分の2月3日から次の立春2月4日まで。

つまり一年間飾ることになります。

ですから、節分の時だけと言うよりはしめ縄などと同じように一年間飾っておいて節分に新しいものと取り替えるわけです。

一年経って役目を終えたものは近くに神社があれば相談して持っていきます。

或いは半紙に包んで塩でお清めをして捨てるようにします。

一年間、邪気から家を守ってくれた柊鰯に感謝して取り替える訳です。

飾る場所は昔は家庭の無病息災を願い玄関が多かったのですが、今では家の中に飾るところが多くなっています。

柊鰯の作り方


では柊鰯の作り方です。

と言ってもとても簡単です。

鰯の頭を用意して焼きます。
柊の枝を探します。(葉っぱ付きで鰯の頭を刺しやすい太さ)
焼いた鰯の頭にエラから柊の枝を目に向かった刺します。
玄関、または室内に飾ります。
飾る場所は体に触れないように上の方に飾りましょう。


柊鰯は田舎に帰って時などに見かけるかもしれませんが風情があって良いものですね。

いわしやめざしやで作った柊鰯は知らないと少し気味悪く見えるかもしれないですが、その意味を知ると節分も豆まきや恵方巻きのイメージとは少し違って感じられるのではないでしょうか。

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